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CYNHNインタビュー 主催対バン企画「First Blue Session」への想い 「来年はいろいろな人に届くと信じて」

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CYNHN

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“青”をイメージしたクオリティの高い楽曲を世に出しているCYNHN(スウィーニー)。11月からマンスリーで主催対バン企画「First Blue Session」を開催中だ。第1弾では楽曲の多くを手掛ける渡辺翔とのトークセッション、cadodeと水槽とのライブセッションで盛り上がった。12月はfishbowl、1月は蒼山幸子を迎える。

5人のメンバーにこの企画への想いとグループの現状について聞いた。

憧れながら一緒に活動している感じです(広瀬)

――広瀬さんが加入して半年ほど経ちました。当初と印象が変わったりはしましたか?

百瀬怜(ももせれい) 変わらないですね。ずーっと、明るくて真面目でやさしくて努力家……という印象です。

――広瀬さんのほうは、イメージと違っていたメンバーはいますか?

広瀬みのり(ひろせみのり) 加入前はグループ全体にクールなイメージがあったんです。アーティスト写真もカッコ良くキメている感じだったので。でも、みんな想像以上に温かくて驚きました。レッスンでも明るく接してくれて、私のために時間を取って振付を細かく教えてくれたり。

綾瀬志希(あやせしき) 私は勾玉をあげました(笑)。

広瀬 そうなんです! 入ってすぐのレッスンで、日光の旅行に行ったおみやげということで、金色の勾玉をもらって(笑)。そのときに「私はCNYHNなんだ」と感じたんです。この勾玉を身に付けて頑張ろうと思いました。

――メンバーのヴォーカル力の高さは刺激になりました?

広瀬 すごく刺激を受けています。一人ひとりがヴォーカリストとして素敵で、それぞれの声質が全然違うんです。その中に私はどう溶け込んでいくか、加入当時から悩んで、憧れながら一緒に活動している感じです。

広瀬みのり

月雲ねる(つくもねる) みのりちゃんは私たちに足りなかった部分の声を出してくれています。キラキラ感がプラスされて、グループの歌声が明るくなりました。

――最初、たくさんの持ち歌の振りを覚えるのは大変だったでしょうね。

広瀬 加入してすぐツアーで、毎日1曲覚えないといけないくらいで、ずっとスタジオにこもっていました。

百瀬 家に帰ると、床に倒れて寝ていたそうです(笑)。ベッドまで辿り着けないらしくて。

広瀬 ソファーに寝転がったら、もう起き上がれなくて。「昨日も寝落ちしちゃいました」と報告していました(笑)。

青柳透(あおやぎとおる) スケジュールの話をしていると、みのりちゃんが「ハーッ……」と頭を抱えるんです(笑)。「やることがありすぎる」みたいになって。かわいそうだったけど、ちょっと面白かった(笑)

広瀬 でも、基本的には楽しいことなので。先輩メンバーも練習に付き合ってくれつつ、体制が変わってみんなが覚え直さないといけないことも多い状況だったので、私も頑張らないといけないという気持ちでした。

――対バン企画の「First Blue Session」はどんな経緯で始めたんですか?

百瀬 スタッフさんから急に「やります」と言われて、「イエーイ!やった〜!」となった感じです(笑)。

百瀬怜

綾瀬 ずっと「あの方と対バンしたい」という話は出ていたので。

――対バン相手は自分たちでリクエストしたわけですか?

綾瀬 一応しましたけど、都合が合わなかったり。

百瀬 でも、志希ちゃんとプライベートで仲良くしている水槽さんが、第1回に出てくれました。

綾瀬 私が水槽さんの曲を好きで、水槽さんも私たちの曲を聴いて「水生」をカバーしてくれたりして、話すようになりました。

――対バンでは水槽さんの「ゴーストの君」をふたりで歌いました。綾瀬さんの歌唱力を持ってしても、難しい曲だったのでは?

綾瀬 めちゃくちゃ難しかったけど、新鮮でした。CNYHNでは歌うことのない言葉があったり、歌い方もブレスのタイミングも全然違っていて。すごく勉強になって、CYNHNにもフィードバックできればと思います。

――ワンマンやフェスと心持ちは違いました?

百瀬 全然違います。フェスとかではアイドルさんと共演して、観てくださるのもアイドルファンの方だったのが、今回はアーティストさんとご一緒したので。世界観の違うステージングは勉強になりました。アイドルは振付があって歌うのがひとつの形ですけど、cadodeさんも水槽さんも自由に歌って、お客さんと一緒に音楽を楽しんでいる感じがいいなと。

青柳 私は今、腰をちょっと痛めて着座でパフォーマンスしているので、振付でない形で音楽に乗ることも吸収できました。

――自分たちの主催ライブとはいえ、cadodeさんや水槽さんのファンの方にどう見られるか、不安もありませんでした?

百瀬 「やってやるぞ!」みたいな気持ちのほうが強かったです。お客さん全員、CYNHNを好きになってもらおうと思っていたので。

――皆さん自身は普段、ライブを観に行ったりはするんですか?

百瀬 志希ちゃんはよく行ってるよね。尊敬している草野華余子さんのライブとか。

綾瀬 草野さんのライブを観させていただいて、「こんな良い音楽があるんだ」とボロボロ泣いていました。

月雲 この前、事務所の先輩のバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIさんのライブに行きました。ずっと憧れの存在だったので、改めて初心に戻ることができて。私はK-POPも好きで、BTSさんやBLACKPINKさんは特に聴いていました。

百瀬 私はアイドルさんが大好きで、ハロプロさんや乃木坂46さんをよく聴いています。アンジュルムさんから、いつも元気をもらっていて。

広瀬 私もアイドルさんが好きでこの世界に入って、ハロプロさんは大好きです。あと、いろいろな歌い方ができるようになりたくて、バンドさんも聴くようになりました。Saucy Dogさんは聴き心地が良くて、ハンブレッダーズさんは「銀河高速」という曲がYouTubeの広告で流れた瞬間、衝撃が走りました。青春って感じですね。

青柳 アニメやマンガがすごく好きで、今、『バクマン。』を読み返しているんですけど、今日も主題歌を歌っていたnano.RIPEさんを聴きながら来ました。あとはBiSさんとか=LOVEさんとか、統一性はないですけど(笑)、聴くのはアニソンやアイドルさんの曲が多いです。

青柳透

物語を見ている感覚――お話の世界を歌うのは刺激的(綾瀬)

――12月には、静岡が拠点のアイドルグループ、fishbowlと共演します。交流はあったんですか?

百瀬 初めて一緒にやらせていただきます。私はもともと知っていましたけど、みんなで動画を観たりしました。曲が羨ましいくらい良いなと思います。

青柳 声が若くて曲とマッチしていると感じてます。

月雲 一度ご挨拶したとき、フレッシュさに圧倒されました(笑)。

綾瀬 曲を聴いて奇抜で素敵だなと。MVや衣装も目を引いて、メンバーさんの声色が奇抜さに溶け込んでいるように感じました。青を全面に出していたり、CYNHNと近いものもあるので楽しみです。

青柳 同じ青でも違いを出したほうが、より化学反応が起きるのかな。

百瀬 女性グループ同士なので、前回とはまた違うライブになると楽しみにしています。

――1月の第3弾は、元・ねごとの蒼山幸子さんとの対バン。「ソルベ」などの作詞をされていて、会ったこともあるんですか?

百瀬 ないんです。やっとお会いできて、幸子さんとはどんなことがやれるだろうと。やっぱり3回それぞれ違うステージになりそうですね。

青柳 私は大学時代、友達と同居していた時期があって、私もその子もねごとさんのファンだったんです。CYNHNの「夜間飛行」が出たとき、「あなたのグループ、蒼山幸子さんが作詞? ヤバいね!」って、夜通しお酒を飲みながら語ったことがあります(笑)。

――蒼山さんは今回アコースティックライブをされるようですが、ギターやピアノを弾く広瀬さんは学びたいことも多いのでは?

広瀬 そうですね。私は趣味で楽器を始めたんですけど、弾き語りをされる方の姿や歌声を勉強しています。そういう面でもとっても楽しみです。

――蒼山さんの詞にはどんな印象がありますか?

綾瀬 すごくロマンチックで女性的な言葉づかいをされていて、物語を見ている感覚になります。CYNHNは「わたし」とか一人称があまりなく、心の内をみんなに語っている詞が多いので、お話の世界を歌うのは刺激的でした。

月雲 風景が浮かんで、歌っていて世界に入れる感じが好きです。

月雲ねる

綾瀬 「ソルベ」ではキラキラした海の匂いも伝わってきて。

青柳 歌いながら「水面だ...」と思いました。

――この対バン企画は3回で終了になるわけですか?

百瀬 1月が最後ですね。

青柳 でも、「First Blue Session」なので「Second」もあるかもしれません。みんなが来てくれたら(笑)。

――そうなったら、対バンしたいアーティストもいますか?

百瀬 いっぱいいますけど、中でもフィロソフィーのダンスさんですね。以前、フィロのスさん主催の対バンに呼んでいたたいたことがあって。当時の私たちはデビューしたてで拙いパフォーマンスしかできなくて、悔しい想いをしたんです。5年やって成長した姿でもう一度、対バンさせていただけたら嬉しいです。

月雲 振付の先生が同じで、よくお話も聞いているので。

青柳 あと、「アニソン派!」で共演したわーすたさんやDIALOGUE+さんとも、ぜひやりたいです。

――わーすたの三品瑠香さんはCYNHNファンですよね。

青柳 ありがたいことに。

百瀬 ライブも観に来てくださいました。

青柳 自分たちがこの世界に入る前から、わーすたさんはすごくかわいいと思っていて。こっちがファンの立場なのに、「いいんですか?」みたいな(笑)。

――今年のCYNHNのトピックとして、体制が変わった他に大きいことはありました?

百瀬 みのりちゃんが入ってくれた五人で初めての東名阪ツアーを回って、最終日には恵比寿リキッドルーム公演ができたことも大きかったと思います。

綾瀬 あと、TIFのスカイステージのトリとか。

綾瀬志希

青柳 憧れのフィロのスさんがずっとスカイステージのトリをやられていたので、「私たちもできるんだ」という嬉しさがありました。TIFは出られなかった年もあって、5年目にしてようやくトリで感動しました。

月雲 5月のZepp DiverCityも今までで一番大きいステージで、準備期間はみんなですごく頑張った記憶があります。

CYNHNの音楽は最高だと、自分たちが一番思っている(百瀬)

――来年にはどんな展望がありますか?

百瀬 ずっとキャパ3,000の会場でライブをやるという目標があるので、変わらず追っていきます。日比谷野音でできたら嬉しいです。

青柳 アニソンタイアップもやりたいと言い続けていて、もう6年になるので、そろそろ叶えられたら。

――もっと売れる自信は付いてきたのでは?

百瀬 自信は最初からずっとあります。CYNHNの音楽は最高だと、自分たちが一番思っているので。

綾瀬 こんなに良いのに何でみんなわからないのかな、みたいな(笑)。

百瀬 来年はいろいろな人に届くと信じています。

――広めるためには、どうしたらいいと思いますか?

青柳 一番は良いライブを続けていくことだと思います。Zeppをやって次は……と上り調子なところを、お客さんに観てもらえたら。

――では、野音の先も見据えていて?

百瀬 もちろんです!

綾瀬 どこまでも行けると思っています。

――CYNHNの活動以外に個々でやりたいこともありますか?

青柳 志希ちゃんは最近、ソロでステージに立つことが多いね。

綾瀬 それが続けばいいなと思います。CYNHNとは違う綾瀬志希になるのをみんなにも楽しんでほしいし、自分も楽しみたくて。

百瀬 私は趣味的なことを仕事にしたいです。ここで語り切れないくらい、好きなものがたくさんあるので。

――ホラー映画に出たいとか?

百瀬 出たいです! 廃墟のロケに泊まりで行きたい(笑)。

月雲 私はインスタのフォロワーを1万人以上にしたいです。まだ全然足りませんけど、最近リールを始めて、CYNHNファンでない方からも反応があるので、そこは頑張ろうと。

広瀬 私は劇団四季を観て、自分でもミュージカルをやってみたいとずっと思っているのと、プライベートでカフェ巡りが好きなんですね。“カフェトラベル”と“みのりん”を掛け合わせた“カフェトラべりん”というハッシュタグも作ったので、映えるお店をゆったり巡りたいです(笑)。

青柳 個展をやりたのと、アニメやマンガも好きなので、コラボカフェみたいなことも自分たちのグループでやっていけたら。

――アニメは先ほど「バクマン。」の話が出ましたが、今熱いのは?

青柳 「暗殺教室」や「DEATH NOTE」も読み返していて、ジャンプ系が多いですかね。「いちご100%」、「BLEACH」、「チェンソーマン」……。「黒子のバスケ」も10周年だし、映画になった「SLAM DUNK」も!

――幅広いですね(笑)。

青柳 でも、「バクマン。」を学生時代に読んだときは、夢に向かって全力で頑張るのがイマイチわからなかったんです。今は私たちも夢を追っているので、めちゃわかって目頭が熱くなってしまって。CYNHNの夢も叶えたいと燃えてきます!

Text:斉藤貴志

<ライブ情報>
First Blue Session

2022年12月10日(土) 渋谷duo musix exchange
ライブセッションゲスト:fishbowl

2023年1月28日(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
1部:開場11:00 / 開演11:30
トークセッションゲスト:藤咲彩音(でんぱ組.inc)

2部:開場17:00 / 開演17:30
ライブセッションゲスト:蒼山幸子(Acoustic Set)

チケット情報はこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2234021

プロフィール

CYNHN
「CYNHN(スウィーニー)」とは「青色」の意味。
DEARSTAGEとJOYSOUNDの共同オーディションで選ばれた綾瀬志希・月雲ねる・百瀬怜・青柳透のメンバーに、2022春ディアステージ・パーフェクトミュージック合同VOCALIST AUDITIONにて選ばれた広瀬みのりで構成される。
所属レーベルは“I BLUE”。
“青”の世界観をイメージした楽曲制作、“蒼”にこだわったビジュアルや演出、楽曲の多くを手掛ける渡辺翔氏による“碧”く等身大の歌詞に彩られ、“青い未完のヴォーカルユニット”として歌を届けている。
また、振付・衣装制作・グッズデザインにもメンバーが携わり、ひとりひとりのクリエイティブが光るユニットでもある。


関連リンク

オフィシャルサイト:
https://cynhn.com/

Twitter:
https://twitter.com/CYNHN_DS

YouTube:
https://www.youtube.com/@cynhn

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