尾崎世界観×千早茜「犬も食わない」文庫化、表紙は魚喃キリコのイラスト
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左から千早茜、尾崎世界観。
尾崎世界観(クリープハイプ)と小説家・千早茜が共作した小説「犬も食わない」の文庫本が12月23日に刊行される。
「犬も食わない」は、尾崎がだめな男、千早がめんどくさい女を描き、同棲中のカップルの生活が2つの視点から語られる恋愛小説。2018年10月に初版が刊行されたのち重版を繰り返した本作が、約4年の月日を経て文庫化する。
文庫版のカバー装画と中扉のイラストは、尾崎と千早がともにファンであるという漫画家・魚喃キリコによるもの。両著者が魚喃の既発作品の中から選び抜き、カバー装画には彼女の作品解説集「魚喃キリコ 未収録作品集」所収の1枚、中扉には彼女の漫画作品「Strawberry shortcakes」所収の1枚が採用された。
さらに文庫本には尾崎と千早による新規対談を収録。約30ページにわたって、共作の思い出や書き手としての変化などが語られる。
尾崎世界観 コメント
あれから4年が経って、こうして文庫化されることが嬉しいです。
「成長」よりも「相変わらず」が似合う二人を愛しく思います。
ぜひ手に取っていただきたいです。
千早茜 コメント
4年ぶりに読み返すと、大輔と福は変わらずダメなままでした。
でも、その変わらなさがなんだか愛おしく、4年の間に変わった自分にも気づけました。
既読の方も、未読の方も、都会の片隅に必ずいるであろうダメなふたりの日々を、苦笑しながら覗いてくれたら嬉しいです。