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「映画ゾロリ」の世界へようこそ!山寺宏一が梶裕貴を歓迎、第1子誕生報告に「パパ!」

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ナタリー

「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」公開記念舞台挨拶にて、左からゾロリ、原ゆたか、梶裕貴、山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ、緒方隆秀。

「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」の公開記念舞台挨拶が、本日12月10日に東京・TOHOシネマズ 日本橋で行われ、キャストの山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ、梶裕貴、原作者の原ゆたか、監督の緒方隆秀が登壇した。

12月9日に封切られた本作では、ゾロリが歌手を志す少女・ヒポポを支える音楽プロデューサーとして奮闘。ゾロリ役の山寺は「やはりいいですねえ、プロデューサー! 昔から憧れていて。素晴らしい体験ができました」と上機嫌で語り、イシシ&ノシシとしてラップに挑戦した愛河とくまいも充実感をのぞかせた。

梶が演じるビートは映画初登場。山寺から「ようこそ! 『映画ゾロリ』の世界へ!」と歓迎されると、梶は満面の笑みを浮かべ「映画になると、こうやって皆さんとお会いする機会もあるし、スケールも大きくなって。ビートは歌よりもアクションで盛り上げていたけど、この作品を観て、歌詞にも楽曲の壮大さにも圧倒されました」と語る。

舞台挨拶では、自信を持てなかったヒポポの変化にちなんで「前向きになる方法は?」という質問も。梶が「私事ですが、最近、子供が生まれまして……」と照れくさそうに切り出すと、会場は祝福ムードに包まれ、共演者たちから「パパ!」と声が飛ぶ。梶は「子供の姿を見ると、それだけで前向きになってがんばろう!と勇気や活力がもらえます。(客席にいる子供の)みんなを見ていると、いつか自分の子にも『ゾロリ』を見せたい、ビートのセリフを聴かせてあげたいと改めて思いました。何年後かに、一緒に客席で映画を観る日が来たらと思います」とうれしそうに述べた。

また原作シリーズ71巻「かいけつゾロリ にんじゃおばけあらわる!」の刊行により、「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」としてギネス世界記録TMに認定されたことを受け、公式認定証もお披露目。原は「35年、夢中で書いてきたらこんなことになりました。今回の映画の声優の梶さんも生田絵梨花さんも、小学生の頃に『ゾロリ』を読んでくれていて、そういう人が立派になられて、映画を手伝ってもらえるなんて夢のようです。子供たちがいろいろ悩んだり、一歩踏み出せないときの勇気の映画にならないかなと思っていて。私も小学生の頃、植木等や寅さんの映画に元気をもらいました。そういう映画を作るのが夢だったので、今回はそういう映画にできたと思います」と伝えた。

「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」は全国で上映中。

(c)2022 原ゆたか/ポプラ社,映画かいけつゾロリ製作委員会