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岡本圭人、今年の漢字は“語” 舞台3作を通して「物語を語り、届ける1年だった」

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舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』初日前取材会より 左から)瀬戸さおり、高畑淳子、岡本圭人、森川葵

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岡本圭人が主演する舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』が12月12日(月) から東京・シアタークリエで上演される。初日を前に取材に応じ「自分にとっては舞台に立ち、お客様に物語を語り、届ける1年だった」と振り返り、『M.バタフライ』『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』、そして本作と舞台尽くしの2022年を“語”の漢字一文字で表現していた。

岡本圭人

2011年にオフ・ブロードウェイで初演された本作は、心に傷を負った大学生レオ(岡本)と孤独な日々を送る祖母のヴェラが、長い時を経て再会することでふれ合うヒューマンドラマ。岡本は「登場人物たちの傷が、コミュニケーションを重ねながら、癒されていく物語。傷を癒すことの大切さが、ご覧になる皆さんに届けばいいなと思います」とアピールし、「レオが大人になる姿を表現できれば」と意気込みを語った。

また、レオは自転車で4000マイル(およそ6400キロ)を走破したという設定で「やはり、痩せて見えないといけないので、朝ランニングしたり、ずっと豆腐を食べていましたね」と役作りの苦労も明かしていた。

取材会には岡本をはじめ、共演する高畑淳子、森川葵、瀬戸さおりが同席。祖母のヴェらを演じる高畑は「ものすごい頑張り屋さん。ハグされるシーンは、緊張で何度台詞が飛んだことやら」と岡本との共演を語り、「あんたにかかってるんだから、この舞台(笑)」と発破をかける場面も。

高畑淳子

「僕が子どもの頃に、高畑さんと会ったことがあるそうで。だから、安心感もあります」(岡本)、「会ったのはここ(シアタークリエ)の楽屋だよ。私が(近くにある)日比谷公園に連れて行ったんだから」(高畑)と意外な縁も明かされた。

森川葵

森川が演じるのは、レオのガールフレンドで大学生のベック役。劇中には、岡本との激しい言い争いのシーンもあるといい「日に日に目を合わせるのも嫌になりました。もちろん、役としての気持ちですけど(笑)」と役柄に入り込んでいる様子。岡本も「毎回稽古が終わると、森川さんがうめき声をあげて『こんな彼氏やだ!』って(笑)」と苦笑いだった。レオがアパートに連れてくる女子学生のアマンダ役を務める瀬戸は、「日々進化している印象。本番に入っても、どんどん進化していくんだろうなとすごく楽しみです」と開幕に期待を寄せていた。

瀬戸さおり

演出を手がけるのは、読売演劇大賞最優秀演出家賞を二度受賞した演出家である上村聡史で、シアタークリエでは『大人のけんかが終わるまで』『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』『ガラスの動物園』に続き、本作が4本目となる。

舞台『4000マイルズ~旅立ちの時~』より

取材・撮影・文:内田涼

<公演情報>
『4000マイルズ~旅立ちの時~』

【東京公演】
2022年12月12日(月)~28日(水) シアタークリエ
お問い合わせ:03-3201-7777(東宝テレザーブ)

【全国ツアー公演】
・大阪公演:2023年1月7日(土)~9日(月・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
お問い合わせ:06-6377-3888(梅田芸術劇場)

・愛知公演:2023年1月11日(水)・12日(木) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
お問い合わせ:052-972-7466(キョードー東海)

・香川公演:1月15日(日) レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール
お問い合わせ:087-823-5023(県民ホールサービスセンター)

チケット情報はこちら:
https://w.pia.jp/t/4000miles/

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