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SUPER★DRAGON「来年は激動の1年になる」連続リリースを経て得たもの

音楽

インタビュー

ぴあ

SUPER★DRAGON 撮影:友野雄

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5月から連続リリース中の9人組ミクスチャーユニット・SUPER★DRAGON。その締めくくりとなる8曲目の『Hey,girl』が12月14日にリリース!
挑戦的ともいえるリリースを経て、スパドラが今手にしたものとは? 楽曲の魅力についてお聞きしたほか、グループとして、個人として、2022年を振り返っていただきました。

新曲は「気持ちよく踊れる」

――新曲『Hey,girl』はどんな楽曲になっていますか?

古川毅(以下、古川) 僕と彪馬は基本的にサビを歌っていて。ユニゾンなんですよね。
彪馬が先に録って、後日俺僕がレコーディングという形だったんですけど、グルーブ感みたいなところは、しっかり気持ちよく踊れる歌にしたいな、と。連続リリースした曲は、どれもリズムが大事な曲だな、と感じたんですけど、『Hey,girl』はそれが分かりやすく出せたかな、と思いますね。

池田彪馬(以下、池田) こういうフックが同じメロディーの繰り返しがある曲って、僕たちもあんまりやってきてなかったので、それをユニゾンで歌うっていうのがすごく新鮮でしたね。毅くんも言ったように、リズム感はすごく大切にしましたし、ちゃんと曲の世界観に入り込んで。楽しみながらレコーディングすることを意識できたので、そこが楽曲に現れていればいいな、と思います。

田中洸希(以下、田中) 今回の曲はリリックを書かせていただいたんですけど、僕はメロラップみたいな感じで書いています。
3人のバランスも見て、自分はストレートに歌詞を伝えようとしたので、レコーディングでは歌詞がストレートな部分がいろいろハモ化されたり、その差をつけて面白みがある感じに仕上がったな、と思います。

松村和哉(以下、松村) 今回の楽曲は、作詞をする段階から話し合ってストーリーを持たせて、オチまで決めてやっていたので、それがちゃんと見える歌い方にしようっていうのは意識しましたね。
あと、ジャンくんと洸希がメロをつけるラップの仕方だったんで、僕はメロを付けずに、タイトなラップにしたいな、と思っていました。

ジャン海渡(以下、ジャン) 一度、僕の家に洸希が来て一緒に制作をして、それから和哉と一緒に3人で話し合いました。今までで一番ストーリーというか、時系列をしっかり練っているのが見える作品だと思います。
『Hey,girl』とある通り、シンプルではあるんですけど、女性と出会うところから、夢落ちするというところまでの流れを考えて作ったので、そういう意味では起承転結のある、スパドラの作品の中では面白いものになったな、と思います。

――ダンス面ではいかがでしょうか。

志村玲於(以下、志村) 今回は、僕が振り付けで世界観を提案させていただきました。曲自体もちょっとチャラいというか(笑)、そういう世界観を振り付けで表現できたらいいな、と思って。
今回、コレオグラファーの方には振り数多めとお願いしていたんですけど、話している中で、振り数が多いとゴチャッとするんじゃないか、という話になって。逆に振り数を少なくして、要所要所で歌詞を取っていくっていう振り付けにしていただきました。だから振り付けと歌詞の世界観がちゃんとシンクロしているんです。そういうところは面白いポイントなっているのでぜひ皆さんに楽しんでもらいたいな、と思っています。

志村玲於

飯島颯(以下、飯島) 自分で意識してるのは脱力感というか。抜け感ありつつも、歌詞と連動している部分はしっかりと細かい動きに注目してもらえるように、意識しました。あとは表情だったり、表現だったりっていうのは、楽曲自体も、MVも女性を誘うような雰囲気に仕上がっているので、ライブでやるときはもちろんBLUEのみんなを誘うようにパフォーマンスにできればな、とイメージしています。

志村 こういう系の曲は颯が得意なので、めちゃめちゃよかったです。MVも。

伊藤壮吾(以下、伊藤) わりと緩急がしっかりしているのかな、と思うのでそういうところはライブで今後やっていく上でしっかり見せていきたいな、と思います。あとはMVのような世界観をライブでやるときも出せたら。

柴崎楽(以下、柴崎) しなやかに綺麗に見えるようにっていうところは意識しました。あと指先まで振り付けにこだわってくださったので、コレオグラファーさんの再現というか、そこをしっかり見せられるように。ちょっとした違いで見え方が全く変わってくるのでそういう細かいところがちゃんと伝わるようにこだわりました。

古川毅
飯島颯

ちょっと恥ずかしかった? MV撮影秘話

――MVのお話も出てきましたが、すごく雰囲気のあるものになっていますね。

ジャン 『Hey,girl』とある通り、ある意味女性主人公になっている楽曲なので、そこの味を生かすためにも女性に出演していただきました。
その中でやっぱり世間的にはまだ若い僕たちが、ちょっと大人っぽく強がる一面だったりとか、女性を口説く姿とか、楽曲のそのままのストーリーをMVに投影した感じなので、MVもSUPER★DRAGONの他の作品じゃできないものになったと思います。
BLUEの皆さんはあの女性のキャストの立ち位置じゃないんですけど、自分が口説かれた気分になってもらえたらと思いますし、今までとは違うSUPER★DRAGONとの距離感を感じられる様な作品になったと思います。

――撮影中はいかがでしたか? 今までとは違う雰囲気があったり?

飯島 やっぱり、メンバーに見られながらの演技シーンは恥ずかしかったっていうのもありますね。ボーカルはリップシーンで話しかける設定だったんですけど、ダンサーの場合は一応何か話しかけるネタみたいなのを考えて、話しているところを撮る、口説いてる雰囲気を作るみたいな感じだったので。

志村 過去イチ難しかったよね。

古川 玲於が一番ダサかった。ジャンをダシに使って話してたから。颯に聞いてみ? 何話したか。

志村 颯はなに話してたんですか。

飯島 2回あったんですけど、1回目はハンバーグ。

一同 爆笑

飯島 何を話せばいいんですかって監督さんに聞いたら、「好きな食べ物とか?」って。それで最初はハンバーグの話をして、あと、僕が猫飼っているので、猫トークしていました。猫トークしながら壁ドンしていたので、カオスな感じになってるんですけど、映像的に見たら何の話をしていたかわからないのでいい感じに仕上がったかな。

ジャン 颯が演技の中で猫の話をしたときに、「かわいいよね」って言うタイミングで壁ドンしたらしいんですよ。

志村 お~!

ジャン 猫に対してのかわいいよね、だけど、それをしっかり演技に落とし込んでいて、すごいな、と。

田中洸希

――伊藤さんはどういう話されました?

伊藤 僕は電車の話をしていましたね。撮影の場所が大宮だったんですけど、都心から離れていたので、話すネタになってよかったですね。

松村 君だけだよ、楽しいの(笑)。

柴崎 僕は料理の話を。玲於くん以外は自分の話をしてたんですよね。

古川 ほんまや!

柴崎 一番経験があるはずなのに。

古川 一番、ドンと構えていてほしかったよね。

志村 いや、あんまり思ってないでしょ!?(笑)

ジャン 思ってるよ。

志村 ほんとに? 彪馬なんてなんも言ってないじゃん。

池田 ……がんばれよ!(笑)

志村 がんばれよ、って! すみません!(笑)

ジャン海渡
松村和哉

「甘い言葉」に大ブーイング!?

――歌詞に「甘い言葉を交わし」とありますが、ここで、BLUEに向けて、寝る前に囁く甘い言葉をお願いします!

ジャン ちょっとYahoo!知恵袋で聞いてみてもいいですか?

志村 知恵袋て! アンサー来るのに時間かかるわ(笑)。

古川 うーん……。

ジャン 寝る前に一言、ですもんね。

志村 あ、じゃあ、はい。「今日も楽しかったよ、ありがとう」で。

一同 はあ?(大ブーイング)

志村 最初はライトでいいんだよ!

古川 こういうふうにならないようにしようぜ。

松村 はい。「夢の中でも会おうね」。

古川 お~!

松村 最初がダメすぎたから、余裕で越えられる!

田中 ありがたいね。

池田 じゃあ……「明日、俺の香水つけてみる?」

一同 お~!

ジャン じゃあ、「あさって、俺の香水つけてみない?」

池田 なんで目の前で二股してんだよ!(笑)

ジャン や~怖いね(笑)

飯島 はい!「今日、俺の腕で寝る?」

志村 どんどん上がっていくね!

伊藤 「明日も電車乗ろうね」

古川 よく言えたな、この流れで!(笑)

松村 通勤で乗るじゃん。

古川 あ、はい!「明日も一緒にいてくれる?」

ジャン はい!「眠れないなら、弾き語りするよ」

志村 お~、ジャンにしかできない。

ジャン ドラムのね。

志村 いや、余計に寝られないだろ!(笑)

柴崎 はい!「明日、おうちデートしよっか」

古川 あ~、なるほどね。

柴崎楽

――最後、田中さんですね。

田中 えー、なんだろう。

古川 甘ったるいのくるよ。

ジャン 胃もたれしそうなのがね。

田中 ……「今日は寝るのやめよっか」でお願いします。

ジャン やめちゃうの?

田中 今日はオールしよっか、って。

ジャン 別々でね。

一同 (笑)

古川 マンガ読みたいしね。

志村 自分の時間、大事だから(笑)

田中 じゃあ一緒にいなくていいだろ!(笑)

池田彪馬
伊藤壮吾

連続リリースを経て得た経験

――今回、連続リリースがラストだったわけですが、これまでのインタビューでは、「実験的」という言葉がよく出てきました。リリースを終えてみていかがですか?

松村 アルバム『Force to Forth』は良くも悪くも好き勝手やってたな、って思うようになりましたね。あれはあれですごく良かったし、あの時にしか作れなかったんだな、と思うんですけど。
この連続リリースを通して、どうありたいかの先じゃないですけど、どう見られるか、どう聴かれるかみたいなところまで考えながら作れるようになったのは、すごく大きな財産だな、と。

――連続リリースも含めて、2022年はSUPER★DRAGONにとってどんな年でしたか?

古川 楽曲の制作面でもそうですし、活動においてもいろんな意味で大きな変化がたくさん訪れた1年間でしたね。1年を通して大きな出来事が例年に比べて多かったです。その中の一環として連続リリースも、僕たちにとっては大きかったんですけど。
でも、飛び込んでみて、そこで全力を尽くすことによって、自分たちがトライする前には見えなかったものが見えたり、それはその作品だけの結果というよりかは、和哉も言っていたように先を見据えることができたというか。それはすごく大きかったなと思いますね。
だから本当に1曲1曲を点として考えるというよりかは、長い目で自分たちとしては捉えてこのフェーズを乗り切ろうという感じだったので、この経験は今後に良い作用をもたらしてくれるな、と思います。

――その先で、アルバムの発売がある?

古川 そうですね。連続リリースは比較的今まで僕らがその表現してきたジャンルだったりとか、方向性からは少し外れたところでの戦いだったんですけど、やってみたことによって、もちろんいい発見もあれば、今後自分たちがやっていく必要ないなものも正直ありました。挑戦してみて、結果も自分たちでしっかり受け止められたり、理解できたのでそういったものを経てのアルバムになるので、すごく芯の通った、軸のあるアルバムになるだろうな、と。何を表現してもしっかりとSUPER★DRAGONとしての正解を叩き出せるようなアルバムになってると思います。

2022年、メンバーに賞をあげるなら?

――個人としての振り返りもお聞きしたいな、と思うんですけど、今回、「今年はこういう年だったよね」という視点で、メンバーそれぞれに賞をあげる、というものをやってみたいな、と。

志村 ちょうだい!

ジャン じゃあ、洸希からいきますか。がんばったで賞!

志村 一番切なくなる賞をあげるなよ!(笑)

志村 ビートボクサー賞?

ジャン TikTokでもいろんな方と絡んだりしたからね。

松村 ライブにちゃんと昇華できたのが今年だよね。

古川 「MoveOn!!!!!!!!!」のライブに出られなかったんですけど、客席の一番後ろからみてたときに、『So Woo』って楽曲のビートボックスのところ、洸希がアレンジしてパフォーマンスしているの生で見れたときにめっちゃ感動しました。やば! みたいな。食らいましたね。

ジャン 次、和哉。

古川 でもやっぱラップ関連だろうね。

ジャン ラップ一筋で賞。

志村 ことはめニスト。

古川 よく自分のことをことはめニストって言ってて。

ジャン ラップでね。言葉をはめたり、韻を踏んだりするからね。
じゃあ、ことはめ賞で!

古川 連続リリースで、ジャンと和哉はずっと書いてきたわけだから、ジャンから見る和哉はあるんじゃない? ことはめニストととして。

松村 元祖ことはめニストだから。

古川 和哉のここが変わったなみたいな。

ジャン なんだろうな。ラップ面ではいろいろあるよ。ラップのやり方とか。ただより自分のやりたいラップスタイルの芯が太くなったな、みたいなのはある。

松村 ありがとうございます。

ジャン 毅は……うーん。

柴崎 衣装?

一同 あ~。

ジャン いいじゃん。連続リリースのアーティスト写真とかMVとかの衣装を考えたりしてたんで、衣装はありじゃないですか。

古川 次、彪馬。

ジャン なんだろうな……髪サラサラ賞?

田中 それは毎年じゃない?(笑)

ジャン 高音がんばったで賞。

古川 あ~。でもそれも毎年じゃない?(笑)

松村 彪馬って過渡期がないっていうか、ずっと頑張ってるから。

古川 確かに。

松村 ずっと頑張ってるで賞! 波がないので。

柴崎 常にがんばってるで賞。

志村 制作賞とか。みんなそうだけど、今年はいろんな制作に取り組んでたから。特にボーカル面では去年より確実に。

ジャン まあ候補に入れよう。

古川 あ! レッドブルやめたで賞。
1日5本とか飲んでるときあったんですけど、いろいろあってマネージャーに怒られ、かなり減ったよね。

池田 減りました! 健康志向。

古川 ご自愛。

池田 ご自愛賞ですね。

古川 ありかも! 今までは健康に対して結構、投げやりなタイプだったんですよ。何かあったら気を付けるだけだから、もう俺は何も我慢しませんみたいな感じだったけど。ね? 気をつけるようになったね。

池田 うん。

――たくさん出ましたが、それでいきますか。

池田 はい!

ジャン 次、楽!

柴崎 はい!

ジャン デザイン頑張ったで賞。

古川 グッズデザイン賞ね。

志村 めっちゃいいな!

池田 一番いい。

――続いて、ジャンさん。

ジャン 俺も難しいよね。

古川 ジャンなんだろうね。今年爽やかになったかな。落ち着いたし、今年落ち着いた賞。

松村 どんどん好青年になっていく。

古川 確かに。

松村 好青年賞。

ジャン 次、壮吾!

志村 ビジュアル面、めちゃくちゃ変わったよね。幅が広がった。

古川 確かに。

伊藤 染めたの今年ですね。4月。

志村 パーマやったり。

古川 ビジュ爆発賞。

志村 まさか壮吾につくとは!(笑)

松村 ここで電車の賞じゃない(笑)

志村 それはもうずっとだから。

古川 なにか変化あっても俺らにはわからないから(笑)

ジャン 次、志村さん。

古川 今年っていうか、ここ1、2カ月くらいだけどさ、舞台やってたじゃん。多分舞台で絞って垢抜けた?

志村 あんまり23歳に垢抜けたとか言わない(笑)

柴崎 23にして(笑)

松村 気持ち、連絡早くなった?

古川 あ~。

ジャン いつも2日とか置かれるから。

池田 見ないとき本当にみないよね。

柴崎 僕、ブロックされてるのかと思った。

志村 本当に返さないからね。

古川 で、どれがいい?

志村 じゃあ……垢抜けた賞でいいですか?(笑)

――最後、颯さん。

ジャン いっぱいあるなー。

志村 交友関係、今年広がったよね。いろんなグループの人とサッカーとかやってた。

古川 確かに。

松村 個人的に思ったのは、『Force to Forth』までさかのぼったら『BAD DAY』の振り付けとか、颯くんの突飛なアイディアが前に出てきたよね。

柴崎 ベストアイディア賞。

ジャン 確かにベストアイディア賞いいんじゃない。わかりやすいし。それで大丈夫?

飯島 ありがとうございます!

志村 めちゃめちゃいい。垢抜けた賞より全然いい(笑)
ベストアイディア賞!

古川 いや、どっちもいいやん。この年齢で垢抜けること逆にないよ。

ジャン めっちゃいいよ。

志村 そっか!

――では最後に、2023年、SUPER★DRAGONとして、どのような年にしたいですか?

古川 アルバムを3月1日にリリースしてそれを引っ提げて的なライブになりますけれど、スペシャルライブとしてパシフィコ横浜での「persona」が待っています。ワンマンとしては、最大規模になるんでそこをしっかり成功させられたらな、と思います。オンラインライブぶりくらいなんですよね。一球入魂というか1回きりに注ぐっていうのが。2部制とかでもないし、ツアーでもないので。それはすごく楽しみですね。
終わった後はホールツアーが待っていたり、とにかく激動の1年になるだろうな、ということはなんとなく感じているので、出す作品もそうですし、ライブもそうですし、いよいよしっかり結果を出していきたいです。今年はそのための土台作りだったのかな。いろんな出来事を経て自分たちも強くなれたと思うので、その土台をしっかりブレさせずに来年は十分に謳歌できれば、と思います。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:友野雄

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