“蛍の光”が出航メロディだった頃...初代青函連絡船が近代日本見つめる渡辺源四郎商店新作
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渡辺源四郎商店 第37回公演「Auld Lang Syne」三重公演チラシ表
渡辺源四郎商店「Auld Lang Syne」が、1月28・29日に三重・三重県文化会館 小ホール、2月17日から19日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。
本作は、かつて津軽海峡で活躍した青函連絡船の初代2隻の視点で、近代日本の歴史をたどる作品。本作のタイトルとなった楽曲「Auld Lang Syne」は、日本で「蛍の光」の原曲として知られるスコットランド民謡で、青函連絡船の出航時に船内で流れたメロディでもある。上演にあたり、作・演出の畑澤聖悟は「スコットランドで建造され、日本の物流を支える主役となった比羅夫丸と田村丸。スコットランドで生まれ、歌い継がれ、日本の別れを象徴する『蛍の光』となった『Auld Lang Syne』。重なり合う2つの物語をモチーフに、津軽海峡から見た明治、大正、昭和を描いてみたい」とコメントしている。なお渡辺源四郎商店はこれまで青函連絡船にまつわる数々の作品を手がけており、2019年には既報の通り、一般社団法人進め青函連絡船を立ち上げた。
本作の三重公演のチケット予約はすでに受付中、東京公演のチケット予約は1月5日に受付開始。舞台美術とチラシビジュアルは、現代美術家の山下昇平が手がけている。
渡辺源四郎商店 第37回公演「Auld Lang Syne」
2023年1月28日(土)・29日(日)
三重県 三重県文化会館 小ホール
2023年2月17日(金)~19日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場
作・演出:畑澤聖悟
出演:山上由美子、音喜多咲子、下山寿音、沼畑枝里、東さわ子