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国内外で活躍するアーティスト・泉太郎、東京では初の大規模個展『Sit, Down. Sit, Down Please, Sphinx : 泉太郎』を開催

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Muscat juice and mud mixed and fucked, and the earth was jealous, 2018 © Taro Izumi Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo

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2017年にパレ・ド・トーキョー(パリ)、2020年にはティンゲリー美術館(バーゼル)で大規模な個展を開催するなど、国内外で活躍する泉太郎の個展『Sit, Down. Sit, Down Please, Sphinx : 泉太郎』が2023年1月18日(水)〜3月26日(日) まで、東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。東京の美術館では初の個展となる。

1976年奈良県生まれ、東京在住の泉太郎。映像、パフォーマンス、ドローイング、絵画、彫刻など多彩なメディアを交錯させるようなインスタレーションを展開するアーティストだ。常に既存の概念を疑ったり、見方をずらしたりしながら、映像とは何か、絵画とは何か、あるいは世界で起こる不条理な問題に対しても不可思議なユーモアを携えながら、そこで起きていることは何なのかを探り出そうとする。

そして「アートとは、常に別の道を実験し、準備し続けること」という泉は、自身も現状の社会のシステムの中で生きていることを自覚しながらも、なんとか別の道を探そうとしてアート作品を作り続けている。そのため、リアルタイムと録画が入れ子になり、延々と続いていく多層的な映像作品を制作したり、時には自らパフォーマーとなって「見られる」立場になってみたり、時には観客を巻き込んでその作品の行方を委ねたりと、さまざまな制作方法から模索している。それは終わりのない旅のようだ。

今回の展覧会では、古墳や陵墓、ストライキ、再野生化、仮病、鷹狩りにおけるマニング(懐かせる)やフィーディング(目隠し)など、数々のキーワードが絡みあう思考のプロセスや、コスプレ、キャンプ、被葬のような体験を織り交ぜ、「不可知」に向き合い、助け続けるための永久機関を立ち上げるという。と、文字を読んでも、実際に泉が作りだす劇場のような空間の中に入り込んでみないとわからないことも多い。映像機器をつなぐコードのように、作品を体験してみて初めて頭の中に新しい回路が生まれるからだ。ぜひ展覧会場に2度、3度と足を運んでほしい。

Cloud (pillow / raised-floor storehouse), 2020 ©︎2020, Museum Tinguely Photo by Taro Izum
Everyday Life, Another Space Kanagawa Prefectural Gallery, Yokohama, 2009 © Taro Izumi Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo  Photo by Ken Kato
Installation view of “Kodoku Experiment” at Take Ninagawa, Tokyo, 2022 ©︎ Taro Izumi Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo Photo by Kei Okano
Installation view of Taro Izumi “My eyes are not in the centre” at White Rainbow, London, 2018 © Taro Izumi Courtesy of White Rainbow, London, and Take Ninagawa, Tokyo Photo by Yukitaka Amemiya
「泉太郎 突然の子供」展示風景 金沢21世紀美術館 撮影:表恒匡 画像提供:金沢21世紀美術館
新作のためのスタディ画像 撮影地:石舞台古墳(奈良県)、畝傍山東北陵(神武天皇陵)付近の森(奈良県)、日ノ出町(横浜市)、ほか 撮影:泉太郎

<開催情報>
『Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎』

会期:2023年1月18日(水)~3月26日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)、2月12日(日・全館休館日)
料金:一般 1,200円/大高 800円
公式サイト:
https://www.operacity.jp/ag/
※同時開催『収蔵品展075 彫刻家の素描・版画』、『project N 89 川人綾』

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