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街の景色を独自に再構築する6名の作家を紹介『Echo こだま返る風景』1月21日より開催

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横溝さやか《SHIBUYA2020》2017年  嬉々‼CREATIVE蔵 提供:嬉々‼CREATIVE

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専門的な教育を受けていない人などによる、独自の発想の表現方法が注目されるアートとして知られる「アール・ブリュット(生の芸術)」。国内外のアール・ブリュットの動向を様々な角度から紹介する展覧会シリーズ『アール・ブリュット ゼン&ナウ』の2回目の展覧会が、東京都渋谷公園通りギャラリーで、2023年 1月21日(土) から4月9日(日) まで開催される。

建物や家が建ち並ぶ街の風景を、独自の眼差しで再構築する6名の作家を紹介する同展のタイトルは「Echo こだま返る風景」。それぞれの作家の眼差しがとらえた風景が、現実と想像、近景と遠景、自己と他者など、様々な対極の間に反響し合うこだまのように広がっていくイメージが反映されている。そのこだまが鑑賞者にも響き、観る者それぞれが特別な風景と出会えるように、という願いがこめられているという。

今回の出品作家は、電信柱を主たる関心として、分厚く重量感のあるドローイングを積み重ねてきた磯野貴之(1997~)、小学生のときから近未来を思わせる都市風景を緻密に描き続けている古久保憲満(1995~)、 家を模したカラフルで有機的な立体作品を制作している後藤拓也(1987~)、カラーペンを用い、一視点の構図で細長い建物群を反復して描き続ける佐藤慶吾(1983~)、架空の街なみを黒い水性ペンのみで緻密に描く辻勇二(1977~)、様々な登場人物や動物が街中を闊歩する祝祭的な情景を描く横溝さやか(1986~)の6名。絵画やドローイング、立体など、表現手法は異なるものの、いずれも強烈な個性を放つ作品が並ぶ。

ちなみに、東京都渋谷公園通りギャラリーは、人々のもつ多様性(ダイバーシティ)への理解を促進し、共生社会の実現に寄与するために活動しているアートスペースだ。母体は、東京都の美術館や博物館を運営する公益財団法人 東京都歴史文化財団。その公的な性格から、入場料は無料、またギャラリートークなどの普及プログラムも充実させている。プログラム等の詳細は、公式サイトで確認を。

出品作家:磯野貴之/古久保憲満/後藤拓也/佐藤慶吾/辻勇二/横溝さやか

磯野貴之《でんちゅうでんせん》2012-2013年 作家蔵 撮影・提供:特定非営利活動法人障害者アート支援工房COCOPELLI
古久保憲満《無題》2001-2007年頃 作家蔵  撮影:大西暢夫 提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
後藤拓也《いえ》2013-2021年 風舎とみたか蔵 撮影・提供:風舎とみたか
佐藤慶吾《ホテル》1998-2005年頃  NPO法人グループ彩 生活工房蔵 撮影・提供:NPO法人グループ彩 生活工房
辻勇二《心でのぞいた僕の街》2019年 作家蔵  提供:障害福祉サービス事業所 明日香

<開催情報>
『アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echo こだま返る風景』

会期:2023年1月21日(土)~4月9日(日)
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1,2
時間:11:00~19:00
休館日:月曜
公式サイト:
https://inclusion-art.jp/s/kodamakaerufuukei

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