Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 3年ぶりの行動制限のない年末年始! 恒例スポーツイベントも徐々に本来の形に!!

3年ぶりの行動制限のない年末年始! 恒例スポーツイベントも徐々に本来の形に!!

スポーツ

ニュース

ぴあ

田澤廉(駒澤大学) (C)SportsPressJP/アフロ

続きを読む

フォトギャラリー(5件)

すべて見る

3年ぶりに行動制限のない年末年始となる。年末年始の恒例スポーツイベントでもWithコロナの方向へシフトしている。直近2大会で沿道での応援の自粛を求めていた『箱根駅伝』だが、第99回大会では沿道での観戦を解禁。新たな観戦スタイルとして、関東学生陸上連盟は「沿道で観戦、応援をする際はマスクを着用し、周囲との距離を確保してください。また、声を出しての応援は控えてください」と示した。

2023年1月2日(月・祝) に往路がスタートを切る『第99回東京箱根間往復大学駅伝競走』でV候補の筆頭に挙げられるのが駒澤大学である。エースの田澤廉や主将の山野力、次期エース候補の花尾恭輔、さらに鈴木芽吹と篠原倖太朗の戦線復帰組に佐藤圭汰、山川拓馬の1年生コンビなど、盤石の布陣を揃える。『第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走』『第54回全日本大学駅伝対校選手権大会』を制し、史上5校目となる三冠へ死角はない。大言壮語を嫌う大八木弘明監督も珍しく「今年は『箱根駅伝』をしっかり勝って、三冠を目指したい」とキッパリ。

本命を追うのが王者・青山学院大学だ。青山学院は近藤幸太郎、岸本大紀、中村唯翔の「花の2区」経験者に横田俊吾、中倉啓敦といった最強世代の4年生がズラリ。『全日本大学駅伝』3位に終わった青学大だが、原晋監督が発令した『ピース大作戦』で連覇を狙う。

果たして、1月3日(火) に217.1kmの激闘の末、一番乗りでゴールテープを切るのは三冠を目指す駒澤大か、連覇を狙う青山学院大か。はたまた『出雲駅伝』『全日本大学駅伝』といずれも2位となった国学院大、最多優勝14回の優勝を誇る中央大がサプライズを起こすのか。

もうひとつの駅伝、1月1日(日・祝) にスタートする『第67回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)』では群雄割拠の様相を呈している。前回優勝のHonda、連覇が確実視されるも前回まさかの12位に沈みリベンジに燃える富士通、好ランナーが揃うトヨタ自動車、強豪ひしめく九州予選で初優勝を遂げた黒崎播磨が繰り広げる4強の争いに大迫傑がプロ契約したGMOインターネットグループ、近年力を付け年々順位を上げてきたSGホールディングスが割って入るのか。群馬県庁前を発着点とする7区100kmにわたる戦いは予断を許さない。

年末年始のスポーツと言えば、高校生による全国大会である。『第101回全国高校サッカー選手権大会』は12月29日に開幕。13年ぶりに『第57回全国高校サッカーインターハイ(総体)』を制した前橋育英(群馬)、『インターハイ』ベスト4の昌平(埼玉)、第100回大会優勝の青森山田(青森)、同じく準優勝の大津(熊本)らV候補の中から1月9日(月・祝) 国立競技場での決勝まで勝ち進むのはどこか。

サッカーとくれば、ラグビーだ。12月27日に開幕した『第102回全国高校ラグビー大会』では12月30日の2回戦から優勝候補のシード校が登場。『第23回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会』『第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会』を制した報徳学園(兵庫)や『全国選抜大会』決勝で無念の出場辞退を余儀なくされた東福岡(福岡)、前回大会覇者の東海大仰星(大阪第2)などが前評判が高いが、果たして結末は。

『第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会』は1月4日(水)~8日(日) 東京体育館で開催。男女1回戦から準々決勝までは無観客で実施されるが、1月7日(土) の準決勝、そして8日(日) 決勝は有観客で実施予定。男子は『インターハイ』王者の東山(京都)、『インターハイ』準優勝の東福岡(福岡)、前回大会準優勝メンバーが多く残る鎮西(熊本)、女子は3連覇を目指す就実(岡山)、前回大会ベスト4、『インターハイ』優勝の金蘭会(大阪)、前回大会と『インターハイ』で準優勝の古川学園(宮城)が優勝候補と目される。

高校の全国大会の次は大学スポーツだ。『第59回全国大学ラグビーフットボール選手権大会』は国立競技場での3試合を残すのみ。1月2日(月・祝) の準決勝は帝京大×筑波大、京都産業大×早稲田大の組み合わせ。連覇を狙う帝京は3回戦も同志社大に50-0の圧勝し、死角はない。『関東大学リーグ戦1部』5連覇の東海大に競り勝った筑波、初の日本一を狙う京産大、早明戦の敗戦から3週間、見事にリベンジを果たした早稲田も下馬評をひっくり返そうと虎視眈々である。1月8日(日) の決勝を懸けた戦いが楽しみである。

年末年始と言えば、格闘技も外せない

今年の元日は『FIFA ワールドカップカタール2022』が冬開催となったため、“元日・国立・決勝”のサッカー『天皇杯』はないが、バスケットボールにバレーボール、ラグビーの国内最高峰リーグのレギュラーシーズンの戦いがラインナップ。『B.LEAGUE 2022-23』では西地区1位・琉球ゴールデンキングスと東地区2位・アルバルク東京が12月31日(土)・1月1日(日・祝) 沖縄アリーナで対峙するのをはじめ、12月30日(金)・31日(土) は川崎市とどろきアリーナにて川崎ブレイブサンダース×京都ハンナリーズ、横浜国際プールにて横浜ビー・コルセアーズ×群馬クレインサンダーズ、ドルフィンアリーナにて名古屋ダイヤモンドドルフィンズ×サンロッカーズ渋谷、12月31日(土)・1月1日(日・祝) 船橋アリーナ・千葉ジェッツ×三遠ネオフェニックスなど好カードが続々。

岸本隆一(琉球ゴールデンキングス) (C)B.LEAGUE

バレーボールの『2022-23 V.LEAGUE』は『天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会』の結果がレギュラーシーズンの行方にどう影響するか興味深い。12月18日の『天皇杯』決勝でジェイテクトSTINGSが東レアローズを撃破し2大会ぶり2回目の優勝を飾れば、同日の『皇后杯』決勝で東レアローズを下したNECレッドロケッツが20年ぶり3回目の戴冠となった。『2022-23 V.LEAGUE』DIVISION 1では試合数の少ないNECは4位、ジェイテクトに至っては6勝8敗の6位に沈んでいるだけに、1月7日(土) に再開するレギュラーシーズンが楽しみである。

『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』も1月7日(土) に新年一発目の戦いがキックオフを迎える。2年目の今季はリーグ全体のレベルアップを感じさせる好試合が続々と実現。王者・埼玉ワイルドナイツは開幕戦で東芝ブレイブルーパス東京に22-19で逆転勝利を飾ると、第2節は静岡ブルーレブズには試合終了間際のトライ、そして逆転CGで15-14と薄氷を踏む勝利。昨季準優勝に終わった東京サンゴリアスは開幕戦で昨季3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに18-31の完敗。そのS東京ベイは第2節で南アフリカ代表SHファフ・デクラークが加入した横浜キヤノンイーグルスに27-27の引き分けを演じた。4季公式戦の勝利から遠ざかっていたグリーンロケッツ東葛が開幕勝利を飾れば、昇格組の三菱重工相模原ダイナボアーズはブラックラムズ東京、トヨタヴェルブリッツを連破、開幕2連勝の絶好のスタートを切った。1月7日(土) はBL東京×静岡BR、埼玉WK×相模原DB、東京SG×横浜E、8日(日) はトヨタV×BR東京、GR東葛×コベルコ神戸スティーラーズ、近鉄花園ライナーズ×S東京ベイがラインナップされている。

ファフ・デクラーク(横浜キヤノンイーグルス) (C)JRLO

そして年末年始と言えば、格闘技は外せない。大晦日のさいたまスーパーアリーナで『RIZIN.40』がゴング。今年の大晦日決戦ではRIZINと北米格闘技団体BELLATORの全面対抗戦が実現。RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ×元BELLATORフェザー級王者AJ・マッキーにクレベル・コイケ×パトリシオ・ピットブルのRIZINとBELLATORの現役フェザー級王者決戦、3度目の扇久保博正×堀口恭司などファン垂涎のカードが並ぶ。

大晦日と言えば、ボクシングの井岡一翔もある。12月31日(土) 大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡はWBA同級王者ジョシュア・フランコとの2団体王座統一戦に臨む。5年連続11度目の大晦日のリングで井岡は日本人初の2階級2団体統一を成し遂げるのか。井岡当人は2団体統一の先にWBC同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダとの頂上決戦も見据える。

井岡一翔 写真:YUTAKA/アフロスポーツ

年明け早々にプロレス界に新たなブランドもスタートする。プロレスリング・ノアが“元日・武道館”をスタートさせるのだ。GHCヘビー級選手権試合・清宮海斗×拳王、GHCタッグ選手権試合・杉浦貴&小島聡×丸藤正道&KENTA、GHCジュニアヘビー級選手権・AMAKUSA×宮脇純太、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権・YO-HEY&Kzy×小川良成&EitaのGHC4大タイトルマッチとともにグレート・ムタ×SHINSUKE NAKAMURAのスペシャルシングルマッチが実現。2月21日(火) 東京ドームでの引退試合を控える武藤敬司が悪の化身であるムタを呼び寄せ、今やWWEのスーパースターとなった中邑真輔と禁断の初遭遇を果たす。プロレスファンの正夢が元日早々に叶うのだ。

ノアの“元日・武道館”の3日後には恒例の新日本プロレスの“イッテンヨン・東京ドーム”が待っている。IWGP世界ヘビー級選手権試合・ジェイ・ホワイト×オカダ・カズチカ、IWGP USヘビー級選手権試合・ウィル・オスプレイ×ケニー・オメガのダブルメインイベントをはじめ、IWGPジュニアヘビー級選手権試合 4WAYマッチ・石森太二×マスター・ワト×高橋ヒロム×エル・デスペラード、武藤敬司新日本プロレスラストマッチ・海野翔太&棚橋弘至&武藤敬司×BUSHI&SANADA&内藤哲也、IWGP女子選手権試合・KAIRI×中野たむなどファンの期待感を高めるカードが並ぶ。また今大会のタイトルは『アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~』である。次のイッテンヨンは3カ月前に永眠した猪木氏の追悼イベントでもある。新旧プロレスファンはいざ東京ドームへ。

松の内が明けた関東では1月8日(日) に『大相撲一月場所』が初日を迎える。2022年は31年ぶりに6場所すべてで優勝力士が異なる結果となった。『一月場所』は御嶽海、『三月場所』は若隆景、『五月場所』は照ノ富士、『七月場所』は逸ノ城、『九月場所』は玉鷲、『十一月場所』は阿炎が賜杯を手にした。史上初の3場所連続平幕優勝で幕を閉じたのだ。『初場所』の番付では正代が関脇に転落し、1909年以来初となる“1横綱1大関”となった。果たして、2023年は横綱・照ノ富士、大関・貴景勝中心の土俵に戻るのか、それとも阿炎、若隆景、豊昇龍、霧馬山、琴ノ若、明生らが主役の座に躍り出るのか。はたまた高安、正代、そして6場所連続出場停止処分から西十両12枚目まで戻って来た朝乃山の元大関勢が割って入るのか。

今年も年末年始の恒例のスポーツイベントは目白押しである。

照ノ富士 (C)日本相撲協会

取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)

令和4年度 第101回 全国高校サッカー選手権大会 のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2236941

第102回 全国高等学校ラグビーフットボール大会 のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2238582

第59回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会 のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2235303

バスケットボールのチケット情報:
https://t.pia.jp/sports/basketball/

バレーボールのチケット情報:
https://t.pia.jp/sports/volleyball/

NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23特設ページ:
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

湘南美容クリニック presents RIZIN.40 のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2236442

LIFE TIME BOXING FIGHTS 12のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2242171

プロレスリング・ノアのチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027339

新日本プロレスのチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027310

大相撲一月場所のチケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2237122

フォトギャラリー(5件)

すべて見る