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「オンディーヌ」愛知公演を経て東京へ、中村米吉「千秋楽まで少しでも高みを目指して」

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「オンディーヌ」より。(撮影:山下道大)

中村米吉が主演を務める「オンディーヌ」の愛知・ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 大ホール公演が、去る12月25日に閉幕した。

「オンディーヌ」は、永遠の愛を信じて人間界に入った水の精オンディーヌと、遍歴の騎士ハンスの悲恋を描いた、フランスの劇作家ジャン・ジロドゥによる作品。米吉がオンディーヌ役を担い、愛知公演ではハンス役を宇野結也が務めた。このほか、ハンスの元婚約者でオンディーヌの恋のライバル・ベルタ役を和久井優が演じるほか、出演者には佐藤和哉、白鳥かすが、我善導、宮川安利、加納明、市瀬秀和、紫吹淳が名を連ねた。

米吉は「歌舞伎の数日間という短い稽古期間に慣れている身にとっては人生で一番稽古したことになります。その上で、お客様に見ていただく本番はお稽古とは全く違うものだと改めて実感した初日でした。物語の終盤。ハンスに助けを求めその胸に飛び込んで、その温もりを感じた時、(あ、もうすぐおしまいだ)と、あっという間に時間が経っていたことに気がつきました。それは稽古ではなかった不思議な体験。きっと客席の皆様から頂いたパワーで魔法にかけられたのかもしれません。私自身も皆さんに魔法をかけられるよう、千穐楽まで少しでも高みを目指していきたいと思っています」とコメント。

宇野は「今回、座長・中村米吉さんの外部公演初主演となる記念すべき作品です。相手役ということもあり、稽古期間から緊迫感を持って挑んで参りました。いざ、幕が上がると本当に愛くるしいオンディーヌに背中を押され、緊張感はあるものの自然と笑顔になり、その時々を楽しく生き抜くことができました。名古屋での公演を終えると東京での公演となります。更に魅力を増したオンディーヌという作品に出会えることでしょう。皆さまと劇場でお会いできる日を心よりお待ちしております」と思いを述べた。

公演はこのあと、1月6日から11日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストで行われる。東京公演では、ハンス役を小澤亮太と宇野がWキャストで務める。

「オンディーヌ」

2022年12月23日(金)~25日(日)※公演終了
愛知県 ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 大ホール

2023年1月6日(金)~11日(水)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

作:ジャン・ジロドゥ
上演台本・演出:星田良子

キャスト

オンディーヌ:中村米吉
ハンス:小澤亮太、宇野結也
水の精キラ(ベルタ):和久井優
水の精(ベルトラン):佐藤和哉(篠笛)
水の精ユラ:白鳥かすが

水の精トン(オーギュスト):我善導
水の精セラ(ユージェニー):宮川安利
水の精ダヤン:加納明

水の精の王(奇術師):市瀬秀和
水の精アリ(王妃イゾルデ):紫吹淳

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