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2023年も注目作が続々! 多彩なミュージカルラインナップ紹介

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ミュージカル『マチルダ』海外公演より

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未だ緊張の絶えないエンタメ界だが、コロナ禍で中止となっていた公演のリベンジ上演や来日公演も叶った2022年。2023年も続々と上演が発表されているステージ公演の中から、海外人気作品の日本初演や人気漫画原作の公演など多彩なラインナップのミュージカル公演を紹介。

※最新の公演情報は各公演公式サイトにてご確認ください。

人気漫画のミュージカル化ほか老舗劇場の初の試みにも注目の新作

(C)惣領冬実・講談社/ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』製作委員会

ルネサンス時代のイタリアを舞台にした惣領冬実の歴史漫画『チェーザレ 破壊の創造者』(1~2月上演)が、公演延期から約3年を経ていよいよ上演される。主人公の伝説の英雄チェーザレ・ボルジア役に中川晃教を迎え、明治座が1873年の創業以来初めてオーケストラピットを稼働し、生演奏による本格ミュージカルを上演することも話題だ。

ミュージカル『SPY×FAMILY』 製作:東宝 (C)遠藤達哉/集英社

3月にはシリーズ累計発行部数2,900万部を突破(2022年12月時点)、アニメも大ヒット中の『SPY×FAMILY』(3~5月)が初ミュージカル化。主人公のロイド・フォージャー役に森崎ウィンと鈴木拡樹、ヨル・フォージャー役を唯月ふうかと佐々木美玲(日向坂46)のそれぞれWキャスト、原作でも人気のアーニャ役にはクワトロキャストの交互上演となり、ミュージカルならではの“仮初め”の家族の雰囲気を味わえそう。ほかに『進撃の巨人』-the Musical-(1月)、『のだめカンタービレ』(2023年秋)。漫画原作以外の新作はハイバイ主宰の岩井秀人がミュージシャン前野健太とともに自身の傑作舞台をミュージカル化する『おとこたち』(3・4月)、花總まり、瀬奈じゅん、小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美らの出演で、日本でもリメイクされた大ヒット韓国映画を世界で初めてミュージカル化する『SUNNY』(6・7月予定)が上演予定。

ヒット映画の舞台化多数。多彩なラインナップの日本初演作

ミュージカル『キングアーサー』

韓国の気鋭演出家オ・ルピナが演出する浦井健治主演『キングアーサー』(1~3月)を皮切りに、リンジー・ローハン主演のアメリカンガールズコメディ映画を生田絵梨花主演・小林香演出でおくる『MEAN GIRLS』(1・2月)、映画版でビヨンセが演じた主演ディーナ役を、圧倒的な歌唱力を持つ元宝塚歌劇団雪組トップスター・望海風斗が演じる『ドリームガールズ』(2・3月)、映画『迷子の警察音楽隊』をミュージカル化し、2018年のトニー賞で作品賞を含む10部門を独占した「『バンズ・ヴィジット』~迷子の警察音楽隊~」(2・3月)と多彩なラインナップの日本初演作。

ミュージカル『マチルダ』

ロアルド・ダールの児童文学「マチルダは小さな大天才」を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが2010年にミュージカル化、ウエストエンド、ブロードウェイをはじめ世界各国で上演、演劇賞を受賞している『マチルダ』(3~5月)、コロナ禍で日本初演が見送りとなっていた『スクールオブロック』(8・9月)は西川貴教と柿澤勇人のWキャストで待望の上演。ほかにウォーリー木下演出、HiHi Jets/ジャニーズJr.の井上瑞稀がコンピューターオタク役で単独舞台初主演を果たす『ルーザーヴィル』(3・4月)、明日海りおと戸田恵子のタッグで20世紀前半の化粧業界に革命を起こしたふたり女性の長年に渡るライバル関係と秘められた苦悩をG2演出で描く『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』(5・6月)、帝国劇場で夏上演予定の『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』も日本初演。

ミュージカル『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』

科学者マリー・キュリーの生涯を描いた創作ミュージカル『マリー・キュリー』(3・4月)、「フェンシング」を題材に、100年前のドイツを舞台に少年たちの成長物語を描く『フィーダシュタント』(3月)、『SMOKE』『BLUE RAIN』『ルードヴィヒ 』を手がけた脚本家チュ・ジョンファと煽情的なメロディーで知られるホ・スヒョンのコンビによる初恋の物語『once upon a time in海雲台』(1月)といった韓国産ミュージカルの日本初演も。

気鋭演出家の新演出、創立70周年の劇団四季公演も要チェックの再演もの

ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』

巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーと、クイーンの音楽を全編にフィーチャーした『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンにより誕生した大ヒット作を、瀬戸山美咲演出、小瀧望(ジャニーズWEST)主演というともにミュージカル初挑戦のタッグで挑む『ザ・ビューティフル・ゲーム』(1・2月)。NYウェスト・ヴィレッジのレストランバーを舞台にしたラブコメ・ミュージカルを昨年『ネクスト・トゥ・ノーマル』『四月は君の嘘』等のヒット作を手がけた上田一豪による新演出で立ち上げる『ファースト・デート』(1月)、『千と千尋の神隠し』でミュージカルファンのみならず大きな注目を集めたジョン・ケアードによる新演出版の世界初演『ジェーン・エア』(3・4月)、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』『銀河鉄道999 THE MUSICAL』『COLOR』などミュージカル演出でも手腕を発揮している実力派・小山ゆうなを演出に迎える山崎育三郎主演『ファインディング・ネバーランド』(5~7月)など、気鋭演出家の手腕にも注目が集まる再演もの。

Musical『GYPSY』

巨匠スティーヴン・ソンドハイムの意欲作『太平洋序曲』(3・4月)は梅田芸術劇場と英メニエール・チョコレート・ファクトリー劇場との日英合作で。演出にマシュー・ホワイトを迎え、山本耕史・松下優也(Wキャスト)、海宝直人・廣瀬友祐(Wキャスト)ら実力派キャストで描く。さらに初代の鹿賀丈史からバトンを受け継ぎ10年以上に渡り主演を務めてきた石丸幹二が、柿澤勇人と初のタイトルロールWキャストでおくる『ジキル&ハイド』(3・4月)、ヒュー・ジャックマン主演(相手役はサットン・フォスター)の2022年リバイバル公演がブロードウェイで大ヒットを記録している『ザ・ミュージック・マン』(4・5月)と話題作が続く(主演は坂本昌行)。実在のストリッパーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった母ローズに焦点を当てた『GYPSY』(4・5月)は、大竹しのぶと生田絵梨花の母娘役にも注目。『屋根の上のヴァイオリン弾き』のジェリー・ボックとシェルドン・ハーニックのコンビが作曲・作詞を手がけるロマンティック・ミュージカルの名作『She Loves Me』(5・6月)は、薮宏太(Hey! Say! JUMP)が13年前に演じた文通相手に恋する主人公ジョージ役で再び出演する。

ミュージカル『RENT』 Photo by Leslie Kee

浦井健治が再び主人公チャーリイを演じる『アルジャーノンに花束を』(4・5月)、日米のクリエイター共作で2019年読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』(6月)、前回公演(2019年)に続き、城田優が演出、加藤和樹と共に主演を務める『ファントム』(7~9月)、市村正親と鹿賀丈史が3度目の上演に挑む『生きる』(9月)。そして2020年、新型コロナウイルス感染症の影響で予定していた公演の大半が中止となった『RENT』(3・4月)『アナスタシア』(9・10月)の上演、そして《ファイナル公演》と銘打った昨年の公演が7回の公演のみとなった松本白鸚『ラ・マンチャの男』も4月に“幻のファイナル公演、奇跡の復活上演”が決定している。

ミュージカル『生きる』

創立70周年を迎える劇団四季の『ジーザス・クライスト=スーパースター』〈ジャポネスク・バージョン〉(6・7月)、〈エルサレム・バージョン〉(2月~)、8年ぶりに全国を巡る『クレイジー・フォー・ユー』(4月~)、首都圏での10年ぶりの開幕『ウィキッド』(10月~)も見逃せない。コロナ禍の影響で公演途中で中止となった『リトルマーメイド』の札幌公演が5~11月に期間限定で上演される。


※記事初出時、本文内一部公演の上演時期を誤って表記しておりました。訂正してお詫び申し上げます。

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