「やっぱり、いいなあ」内場勝則の座長公演開幕、未知やすえ「全部が好きです」
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未知やすえ(左)と内場勝則(右)。
内場勝則の芸歴40周年を記念した座長公演が昨日1月11日に大阪・なんばグランド花月でスタートした。
内場は1985年に吉本新喜劇に入団。1999年から吉田ヒロ、辻本茂雄、石田靖と共に座長を務め、2019年3月に勇退したあとはベテラン座員として数々の舞台を引っ張ってきた。座長として出演するのは3年10カ月ぶり。同じく座員の未知やすえとは結婚30年を迎え、今回は夫婦共演でもファンを喜ばせた。
舞台はとある町の喫茶店。マスターの内場は、妻のやすえ、義母(若井みどり)に頭が上がらない入婿として店を切り盛りしている。アルバイト(諸見里大介)や向かいの店主夫婦(烏川耕一、浅香あき恵)、クリーニング店の店員(島田珠代)といった町内の人々に加え、嫁に出た内場夫婦の娘(岡田直子)と夫(吉田裕)、食品会社を名乗る胡散臭い男たち(アキ、松浦真也)など、個性豊かなキャラクターが登場。小さな秘密や勘違いが複雑に絡み合い、物語は思わぬ方向へ。クライマックスでは内場がやすえに愛の告白を贈る。
終演後の囲み取材では、「久しぶりの座長で、自分のことより周りのことが気になって……。でも、すべてにおいて充実感があります。やっぱり、いいなあ」と噛み締めた内場。芸歴40周年と結婚30年が重なったため「それを絡めて2人の舞台ができればなと思った。今回、話をいただいたときにまずそれをしたいなと。皆さん、あたたかく迎えてくれて、『あんたらやったら、しゃあないなあ』みたいな感じでやっていただけた(笑)。やってよかったなと思います」と振り返ると、吉田裕が「みんな(夫婦のシーンで)本気でヒューヒュー言うてましたよ!」とツッコミを入れる。
内場の魅力を聞かれたやすえは、「舞台に立っている内場くんが好きで尊敬している。尊敬できる人を選んでよかったなって今でも思います」とコメント。「夫婦で共演させてもらえていることもありがたいですし、それを皆さんが笑いに変えてくださってますし……」と述べたところで、「まあ、全部が好きです」と笑顔を見せた。
この公演は1月17日(火)まで上演。また2月4日(土)の「よしもと新喜劇」(MBS)でオンエアされる予定だ。