観客との出会いに演出の寺内亜矢子が喜び語る、SPAC「リチャード二世」幕開け
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SPAC「リチャード二世」より。
SPAC「リチャード二世」が昨日1月14日に静岡・静岡芸術劇場にて開幕した。
本公演は「SPAC 秋→春のシーズン 2022-2023」の1プログラムとして、シェイクスピアの「リチャード二世」を、寺内亜矢子の演出で立ち上げるもの。“空っぽの劇場”をヒントに、タイトルロールを阿部一徳、新王ヘンリー・ボリングブルックを本多麻紀が演じる。
開幕に際し寺内は「2021年にリーディング映像制作からはじまったこの作品が、2年経ってようやく、実際に劇場でお客様と出会うことができました。とにかく『出会えた』という喜びが大きいです。この劇場でずっと稽古して、この劇場と一緒に作ってきた作品なので、劇場にお客様をお迎えするということが本当に大きな喜びでした」とコメントした。上演時間は2時間20分。公演は1月29日まで。
寺内亜矢子コメント
2021年にリーディング映像制作からはじまったこの作品が、2年経ってようやく、実際に劇場でお客様と出会うことができました。とにかく「出会えた」という喜びが大きいです。この劇場でずっと稽古して、この劇場と一緒に作ってきた作品なので、劇場にお客様をお迎えするということが本当に大きな喜びでした。
今日のアフタートークで「あのシーンは拍手してよかったんでしょうか」という質問をいただきました。日本のお客様は奥ゆかしい方が多いので、笑うのを我慢したり、拍手を我慢したりされる方も多いんですけど、どんどん劇に関わっていただけると嬉しいです。そういう意味で、これからお客様と一緒に成長していく作品だと思います。
SPAC「リチャード二世」
2023年1月14日(土)・15日(日)、21日(土)・22日(日)、28日(土)・29日(日)
静岡県 静岡芸術劇場
作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:小田島雄志
演出:寺内亜矢子
出演:阿部一徳、石井萠水、大高浩一、片岡佐知子、木内琴子、小長谷勝彦、永井健二、 ながいさやこ、本多麻紀、牧山祐大、宮城嶋遥加、吉植荘一郎、渡辺敬彦