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吉川隆弘が描くベートーヴェンへの期待

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ミラノ在住のピアニスト吉川隆弘をソリストに迎えたNHK交響楽団公演に注目したい。

1973年兵庫県西宮市生まれの吉川は、東京藝術大学修士課程修了後にイタリアに渡り、敬愛するピアニスト、アルフレッド・コルトー及びアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟アニタ・ポリーニに師事。現在はイタリア・ミラノを拠点に、ヨーロッパと日本を行き来しつつ、ソロ&室内楽における個性的な活動が注目を集める国際派だ。

その吉川は、今回演奏するベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番について、どのような思いを持っているのだろう。

「多くの音楽家と同じく、私にとってもベートーヴェンは特別な作曲家です。彼の作品は全て重要ですが、中でも『運命』をはじめとした特別な作品に使われた調性「ハ短調」で書かれたピアノ協奏曲は特に大切な作品です。

私にとって演奏することは、物を作る作業に似ています。ベートーヴェンについて持っているイメージや、ベートーヴェンらしさという言葉がありますが、それらは“楽聖”ベートーヴェンの作品を通して培われてきたものであり、これまで人々が聴いて感動した名演の数々によって作り上げられた印象です。

しかしそれだけでは演奏を作り上げるのに十分ではありません。自筆譜をはじめとした多くの楽譜に目を通し、自分自身のベートーヴェンをもう一度一から作り直す必要があるのです。その成果をぜひお聴きいただきたいと思います」

まさに気合十分。梅田俊明が指揮するNHK交響楽団のバックアップのもと、吉川隆弘ならではのベートーヴェンが楽しめそうだ。プログラムの後半には、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』が予定されるという、まさにベートーヴェン尽くしの1日が待ち遠しい。

NHK交響楽団
2023都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラシリーズNo,54
3月7日(火) 19時開演
東京芸術劇場 コンサートホール

指揮 梅田俊明
ピアノ 吉川隆弘

プログラム(予定)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

https://www.tomin-fes.com/list/orchestra07.html

https://www.nhkso.or.jp/concert/20230307.html?pdate=20230307

吉川隆弘公式ホームページ
https://takahiroyoshikawa.com/ja/

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2242462&rlsCd=001&lotRlsCd=