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「エンドロールのつづき」監督が来日、「笑って泣いておなかを空かせて帰って」

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左からパン・ナリン、こがけん。

「エンドロールのつづき」のトークショー付き上映会が昨日1月21日に東京・新宿ピカデリーで行われ、監督のパン・ナリン、ゲストのこがけんが登壇した。

本作では、9歳のチャイ売りの少年・サマイが映画に魅了され、やがて映画を作りたいと思うようになるさまが描かれる。サマイ役には3000人の中からバヴィン・ラバリが選ばれた。

劇場に現れたパン・ナリンはうれしそうな顔で客席を見回す。そして「日本が大好きで数日滞在していますが、毎日感動しています。映画館に行くことが難しくなった時代でもありますが、皆さんは来てくれました」と観客に感謝する。

第95回アカデミー賞国際長編映画賞のインド代表に選出された本作。パン・ナリンは「映画が好きで、観客に観てほしいという思いから映画を作り始めたので、今日のように自分の作品を観たい人で映画館がいっぱいになるほうがアカデミー賞よりも重要でうれしいです。そして大好きな日本で公開されたことが賞をいただく以上のもの」と心境を語る。さらに「常に観客の皆さんに自分の作品を届けたいという思いで映画を作ることからはぶれないでいたい」と続けた。

最後にこがけんは「皆さんが思っているインド映画とは違うかもしれない。でもパン・ナリン監督の映画愛がここまでいくんだ、ということを楽しみにしてほしい」と観客に呼びかける。パン・ナリンは「人に対して優しい気持ちになり、笑って泣いて、最後におなかを空かせて帰っていただければと思っています」とメッセージを送り、トークショーを締めた。

「エンドロールのつづき」は全国の劇場で上映中。

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