海外戯曲2作品を同時に堪能、「ここではない、どこかを夢見る女たち」上演中
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「ここではない、どこかを夢見る女たち」より。(撮影:高野友靖)
「ここではない、どこかを夢見る女たち」が1月24日に東京・Salon de Laで開幕した。
本公演はおよそ100年前に建てられたビルの1室で、テネシー・ウィリアムズ作の「話してくれ、雨のように」とユージン・オニール作の「朝食前」を同時上演する企画。「話してくれ、雨のように」では話し合う男女2人の姿が、「朝食前」では生活の不満を夫に語りかける女の姿が描かれる。演出を志萱大輔が担当し、佐藤ケイ、中山求一郎、安藤輪子が出演する。佐藤は「大きな劇場では見えないような小さな手の震え、目の動き、息遣い、立ち込める香りまで観て、感じて頂けるような作りになっています。演出の志萱さんがこだわりが詰まったそういった小さな機微、普段は味わえないような効果にも注目して頂けたら」とコメントした。公演は1月29日まで。
佐藤ケイ コメント
狭い空間でお客様に沢山ご協力頂きながら一緒に作ってもらっている感覚です。1時間、お客さんも一緒にあの部屋で生活して一緒に頑張ってもらっている感覚がある。本当にありがとうございます。
大きな劇場では見えないような小さな手の震え、目の動き、息遣い、立ち込める香りまで観て、感じて頂けるような作りになっています。演出の志萱さんがこだわりが詰まったそういった小さな機微、普段は味わえないような効果にも注目して頂けたら。
時代を超えても古びない戯曲の言葉、建物、人、モノ、色んな記憶が混ざり合うこの素敵なビルと美術の植野さんが作り上げてくれた素晴らしい空間に足を運ぶこと自体を楽しんで頂けたら嬉しいです。
「ここではない、どこかを夢見る女たち」
2023年1月24日(火)~29日(日)
東京都 Salon de La
「話してくれ、雨のように」
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:志萱大輔
出演:佐藤ケイ、中山求一郎
「朝食前」
作:ユージン・オニール
訳:鳴海四郎
演出:志萱大輔
出演:安藤輪子
※Salon de Laの2つ目の「a」はチルダ付きが正式表記。