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由来を教えて!劇団名50 その4 劇団スポーツ

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劇団スポーツ

新たな作り手が次々と頭角を表す演劇界。数ある劇団の中から、ジャケ買いならぬ“劇団名買い”で観劇に行った経験はないだろうか。チラシやニュース、SNSなどで目にする劇団名には、シンプルなものから不思議な音の響きを持つものまで、さまざまだが、それには名づけ主の希望や願い、さらには演劇的活動戦略が込められている。このコラムでは、多彩な個性を放つ若手劇団の名前の由来に迫る。

今回登場するのは、2016年に内田倭史と田島実紘が旗揚げした劇団スポーツ。2018年にプリセット確認担当・俳優の竹内蓮が加入して以降、3人体制で活動しており、主に田島と内田の2人が脚本・演出を担う。3人と客演陣が作り出す絶妙な“間”と、テンションを抑えたボケを武器に、会話劇をベースにしたコメディを世に送り出している。

劇団スポーツ(ゲキダンスポーツ)

Q. 劇団名の由来、劇団名に込めた思いを教えてください。

表向きには、俳優が脚本の向こうに飛び越えて遊ぶことを“スポーツ”としたことに由来するとしています。

ですが本当は、深夜テンションのノリと勢いで決めました。

当時、劇団っていうのは名前に必ず“劇団”を付けなければいけないって勘違いしていて。それに加えて、田島がそのときハマっていたものがスポーツ観戦だったので、“劇団スポーツ”になりました。

今は、ビールを飲みながら大谷翔平の活躍を観て、ワールドカップのときだけサッカーを観て涙を流すくらいです。

Q. 劇団の一番の特徴は?

照れながら、演劇的なことをやってみるところ。一部セリフ通りに進行しないところ。

Q. 今後の目標や観客に向けたメッセージをお願いします。

長らく沈黙を貫いている我々ですが、今年は最高で10本の演劇を打ちます。

めちゃくちゃがんばっていきたいと思っております。よろしくお願いします。

プロフィール

2016年、内田倭史と田島実紘により旗揚げされた団体。内田は脚本・演出・俳優・宣伝美術担当、田島は脚本・演出・俳優として活動しており、2018年にはプリセット確認担当・俳優の竹内蓮が加入した。佐藤佐吉大演劇祭2018 in 北区でえんぶ賞を獲得。佐藤佐吉賞2018で優秀演出賞と優秀宣伝美術賞、佐藤佐吉賞2021で最優秀俳優賞と優秀作品賞を受賞した。