Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 同時代の書物と絵画を展覧し両分野の歴史を紐解く『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』開催

同時代の書物と絵画を展覧し両分野の歴史を紐解く『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』開催

アート

ニュース

ぴあ

ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭で犬を膝にのせて読書する少女》1874年 吉野石膏コレクション

続きを読む

フォトギャラリー(4件)

すべて見る

練馬区立美術館では、2023年2月26日(日)より『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』を開催する。
建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社が長年収集してきた絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有する貴重書のコレクションより、絵画と本の結びつきに注目して選んだ約200点を紹介する展覧会だ。

近代フランス絵画と日本画・洋画を有する吉野石膏の絵画コレクションは名高く、今までも展覧会で展示される機会はあったものの、貴重書のコレクションと同時公開されるのは今回が初めて。
後者は、「ヨーロッパの美しい本の歴史をたどる」を大きなテーマに集められたコレクションで、その種類は、人間の手によって写された12世紀以降の美しい「装飾写本」から、15世紀半ばより印刷機によって印刷された挿絵入りの本、近代以降、ウイリアム・モリスが設立したケルムスコット・プレスやリュシアン・ピサロのエラニー・プレス、そして20世紀に入って、ピカソやカンディンスキーが挿絵を描いた豪華本や、日本人画家が関わった出版物など、多岐にわたる。

なかでも国内随一の質量を誇るのが、印象派の画家カミーユ・ピサロの息子、リュシアン・ピサロが設立し、イギリス人の妻とともに営んだエラニー・プレスのコレクションだ。
同展では、シャルル・ペロー作《眠れる森の美女・赤ずきん:ふたつの寓話》など、同プレスの魅力的な作品を、印象派やファン・ゴッホらリュシアン・ピサロゆかりの画家の作品や、同時代の美しい本とともに紹介する。

また、日本の画家と本との関係では、日本画や洋画の画家たちが描いた挿絵本はもちろん、戦後復興期に当時を代表する画家たちによってつくられた「ぬりえ」など、ユニークな出版物の公開も。

<開催情報>
『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』

会期:2023年2月26日(日)〜4月16日(日)
会場:練馬区立美術館
休館日:月曜日
開館時間:10:00〜18:00 (入館は17:30まで)
料金:一般1,000円、大高・65歳~74歳800円 ※要証明書
公式サイト:
https://www.neribun.or.jp/access/museum.html

フォトギャラリー(4件)

すべて見る