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Snow Man主演「滝沢歌舞伎ZERO」は誰も置いていかない舞台に、ラウール「ランウェイしちゃいます」

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「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」製作発表記者会見の様子。

舞台「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」の製作発表記者会見が2月8日に東京・帝国ホテルで開催され、主演と演出を担うSnow Manが出席した。

「滝沢歌舞伎」は、2006年に生まれた「滝沢演舞城」から派生した、“和のスーパーエンタテインメント”。2019年からはSnow Manが主演、滝沢秀明が演出を務める「滝沢歌舞伎ZERO」が上演され、2020年には滝沢の監督作「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」として映画化された。

最初にマイクを握った松竹の専務取締役 / 演劇本部長・山根成之は「滝沢さんがお辞めになって『滝沢歌舞伎をどうしようか』という議論を何度も重ねました。メンバーの『やるべきだ。やろうよ!』という熱い気持ちが大きな流れとなって実現しました」と感慨深げに挨拶する。そして山根が公演への思いを言葉にしていくと、向井康二は思わず「専務、長すぎません!?」と声を上げる。山根いわく長尺の挨拶中はメンバーからのツッコミ待ちだったそうで、本人は「本当はもう少し早くツッコんでほしかった(笑)」とこぼした。

岩本照は「僕がジャニーズ事務所に入所した年に始まった作品。30歳になる節目の年に自分たちの主演で幕を下ろせて、“卒業式”を行えるのが本当にありがたい」と心境を伝え、深澤辰哉は「皆さんの力をお借りしながら“FINAL”を盛り上げていきたい」、ラウールは「9人で舞台を1カ月できる機会はこの先ないかもしれない。1回1回を大切に、皆さんを楽しませる気持ちを忘れずにがんばりたい」と意気込む。渡辺翔太は「“FINAL”に引っ張られすぎず、誰も置いていかない舞台作りをしていけたら」と口にしたあと、ムービーカメラに向かって「タッキー(滝沢)見てる~? 会見してます! がんばります!」と笑顔でアピール。佐久間大介やラウールもつられて手を振っていた。

向井は「出るたびに初心を思い出させてくれる大好きな舞台」と話してから「お母さん見てる?」とタイにいる母親に呼びかける。阿部亮平は「Snow Manの歴史を語るうえで欠かせない公演。僕たちも大事に思っておりますし、使命をしっかり務めさせていただきます」と、目黒蓮は「青春の時間が詰まった作品」とコメントした。宮舘涼太は「桜って美しいですよね」と切り出して会場の空気をがらりと変え、「この作品を通じて、桜は散るのではなく舞うのだというモットーでやってきました」とゆっくり述べる。佐久間は「今年できることが本当にうれしい!」とにっこり。勢いよく歌舞伎のポーズを決めてから「ワイドショーで使ってください」と願った。

Snow Manメンバーによれば、今回の公演は一幕制。岩本は「ネタバレになっちゃうんですけど……腹筋太鼓はやると思います」「追い込まれたら強い9人なので楽しみです」と明かし、「鼠(小僧)は出てくるんですかね」とほのめかす。すると向井が「ネズミって本来表には出ないから」とすかさずボケ、阿部は「リアルな出方を聞かれてるわけじゃないから!」と笑った。

続いて、深澤は「滝沢歌舞伎は精神的に鍛えられる」と懐かしみ、滝沢に泣くほど怒られた日を振り返って耳を赤くする。先頃、歌舞伎公演に出演した宮舘は「なんでも聞いてな」と頼りがいを見せてメンバーを喜ばせ、目黒は手話の振り付けがある楽曲「With Love」に言及。報道陣から今の気持ちを手話で表すことを依頼され、目黒は「めっちゃレンズがこっち向いてるな!」と照れながら「今の気持ちはうれしいです」と手話で伝えた。

会見の終盤に、阿部に「見得の切り方を習いたい」と求められ、たっぷり時間を取ってカメラのレンズが向くのを待ったのは宮舘。彼が見得を切ると「おー!」との歓声が会場に響き、向井、佐久間、渡辺の3人からは「(宮舘は)ちなみに寝違えて首が痛い」と補足情報がアナウンスされた。モデルとしても活躍中のラウールは「新橋演舞場にはきれいな花道があるので、めちゃくちゃランウェイしちゃいます! 僕のランウェイから入るのでそのつもりで」とジョークを交えながら声を弾ませて岩本を大笑いさせる。それを受けて宮舘は「こういうこともできるから、9人で集まると面白いんですよねえ」とまとめた。

今年の公演にはジャニーズJr.からSpeciaLの林蓮音、松尾龍、和田優希、中村浩大、かつてラウールもメンバーだった少年忍者のヴァサイェガ渉、内村颯太、豊田陸人、長瀬結星が出演する。ラウールは「翔太くんと佐久間くんがビシッとしてくれるはず。先輩としての指導力があるよね」と期待し、目黒は「この2人はマジで怖かったもんな……」とつぶやく。急に話を振られた渡辺は「そういうのも大事だけど、今は演出のほうが本当にちんぷんかんぷんで」と素直な気持ちを告げ、ラウールは「丸くなった! つるつる~」とほほえんだ。

最後に深澤は「今回打ち出しているのは“滝沢歌舞伎の集大成”。皆さんが知っている人気の演目や、久々に観たかもと思うような演目も入っています」とメッセージを送り、会見を締めくくった。

「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」は4月8日から30日にかけて東京・新橋演舞場で上演。なお4月19日から30日までの15公演が日本全国の映画館で上映される「滝沢歌舞伎ZERO FINAL 映画館生中継!!」の開催が決定した。詳細は後日公式サイトで発表される。