綿貫凜追悼公演「磁界」本日開幕、中村ノブアキ「最高の供養に」
ステージ
ニュース
オフィスコットーネプロデュース 綿貫凜 追悼公演 第33回下北沢演劇祭参加作品「磁界」より。(撮影:田中亜紀)
オフィスコットーネプロデュース「磁界」が、本日2月9日に東京・小劇場B1で開幕する。
これは、昨年死去したオフィスコットーネのプロデューサー・綿貫凜の追悼公演として開催されるもの。JACROWの中村ノブアキが作・演出を手がける「磁界」には、西尾友樹、井上拓哉、異儀田夏葉、狩野和馬、柿丸美智恵、谷仲恵輔、青山勝、大滝寛が出演する。
開幕に際し、中村は「キャスト、スタッフ一同、面白い作品をつくることが最高の供養になると信じ、座組一丸となって作品づくりに取り組んできた。そしてようやくその幕が開く。見どころは、綿貫さんが集めたキャストたちのひと癖ある演技、それを支える絶妙なスタッフワークである」とコメント。西尾は「綿貫さんがワぁーオ! 創りたい!と思い描いた作品になっているでしょうか。追悼公演にしたくなかった公演がとうとう開幕します。ぜひお立ち会いください」と観客に呼びかけた。
上演時間は約1時間55分。公演は2月19日まで。なお本作は、第33回下北沢演劇祭の参加作品にラインナップされている。
中村ノブアキ コメント
本作は、昨年急逝した綿貫さんの「追悼公演」と銘打っている。キャスト、スタッフ一同、面白い作品をつくることが最高の供養になると信じ、座組一丸となって作品づくりに取り組んできた。そしてようやくその幕が開く。見どころは、綿貫さんが集めたキャストたちのひと癖ある演技、それを支える絶妙なスタッフワークである。警察内部に光を当てた緊張感ある会話劇をぜひ多くの方に観ていただきたい。劇場にてお待ちしております。
西尾友樹 コメント
出演を決めた時、この公演は追悼公演ではありませんでした。あまりにも突然だった、プロデューサー・綿貫凜さんとのお別れ。当然、全員があのエネルギッシュな面影にすがり、ある種の重圧を感じながら稽古を重ねてきました。大事な家族を思い闘う人、喪失の重責から逃れようとする人の物語です。そして免責までシステム化しようとする人たちの得体のなさ。綿貫さんがワぁーオ! 創りたい!と思い描いた作品になっているでしょうか。追悼公演にしたくなかった公演がとうとう開幕します。ぜひお立ち会いください。
オフィスコットーネプロデュース 綿貫凜 追悼公演 第33回下北沢演劇祭参加作品「磁界」
2023年2月9日(木)~19日(日)
東京都 小劇場B1
作・演出:中村ノブアキ
出演:西尾友樹、井上拓哉、異儀田夏葉、狩野和馬、柿丸美智恵、谷仲恵輔、青山勝、大滝寛