けったいなお芝居です、「あなたが彼女にしてあげられることは何もない」に片桐はいり
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片桐はいり
「あなたが彼女にしてあげられることは何もない」が、2月24日の兵庫・喫茶しゅみでの公演を皮切りに、3月5日まで兵庫・神戸市内の喫茶店で上演される。
これは、岡田利規が作・演出を手がける「あなたが彼女にしてあげられることは何もない」を、片桐はいりの出演で立ち上げるもの。本作は、営業中のカフェの1席で、天地創造や地球の歴史をめぐる物語を独り言のようにつぶやき続ける女を、窓越しに観劇する“喫茶店演劇”で、観客は立ち見で無料観覧することが可能だ。公演スケジュールの詳細は、公式サイトで確認しよう。
上演に向け、岡田は「実際の喫茶店を会場にして行われる演劇作品を数年ぶりに、喫茶店文化の根付いた都市・神戸で再演します。人がひとりで喫茶店で過ごす時間の中に潜んでいるかもしれない切実な不穏さに、この上演を楽しむことを介して思いを至らせてもらえたら、そして現代の社会、現代という時代に生きることが孕むあれやこれやの前に立ち竦んでいただけたら、本望です」、片桐は「今回は劇場を出て、喫茶店のひとすみでお芝居します。おかしくて禍々しい、けったいなお芝居です。しかも観覧無料……けったいです。もし出くわしたら、足をとめてみてください。最後までたちあっていただけたら、なお幸せです」とコメントした。なお本公演は、森山未來がメインキュレーターを務める「KOBE Re:Public Art Project」の一環として披露される。
岡田利規コメント
実際の喫茶店を会場にして行われる演劇作品を数年ぶりに、喫茶店文化の根付いた都市・神戸で再演します。人がひとりで喫茶店で過ごす時間の中に潜んでいるかもしれない切実な不穏さに、この上演を楽しむことを介して思いを至らせてもらえたら、そして現代の社会、現代という時代に生きることが孕むあれやこれやの前に立ち竦んでいただけたら、本望です。
片桐はいりコメント
震災の前後のころに、よく神戸でお芝居をしていました。山のほう、海のほう、いろんな街を歩きました。そこここで出くわすすてきな喫茶店で、よくお茶飲んで過ごしました。今回は劇場を出て、喫茶店のひとすみでお芝居します。おかしくて禍々しい、けったいなお芝居です。しかも観覧無料……けったいです。もし出くわしたら、足をとめてみてください。最後までたちあっていただけたら、なお幸せです。
「あなたが彼女にしてあげられることは何もない」
2023年2月24日(金)~3月5日(日)
兵庫県 神戸市内の喫茶店
作・演出:岡田利規
出演:片桐はいり