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岸谷五朗の関西弁シャイロックが南座に登場、「歌うシャイロック」開幕に「最高です」

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「歌うシャイロック」より。

「歌うシャイロック」が昨日2月9日に京都・南座で開幕した。

本作はウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」の登場人物である高利貸しのシャイロックに焦点を当て、作・演出家の鄭義信が再構成した2014年初演作。今回の上演では岸谷五朗と中村ゆりがそれぞれシャイロックとその娘・ジェシカを演じ、物語の鍵をにぎるポーシャ役の真琴つばさをはじめ、岡田義徳、和田正人、渡部豪太、小川菜摘、駒木根隆介、福井晶一、マギーらが出演する。

劇中では、ユダヤ人で冷酷な取り立てをすることで知られる嫌われ者のシャイロックが、本当に“悪”だったのかをテーマに、歌や踊り、笑いを織り交ぜた音楽劇が展開する。登場人物は全編関西弁のセリフを放ち、アントーニオ(渡部)とパッサーニオ(岡田)の友情や、ジェシカとロレンゾー(和田)の恋模様などがにぎやかに繰り広げられる。

岸谷は初日を迎え、「南座の楽屋口から楽屋に入る道すがら、何とも言えない“重圧感と重厚感”というか、先達が築いて来た、舞台芸術への想いに、心が特別な“何か”に鷲づかみにされました。そして1時間も滞在していないのに、南座が大好きになっていました」とコメント。さらに「過去の歴史、素晴らしき作品群に負けないように、目標は“南座に認められること”であります。精一杯頑張りたいと思います! 400年前のシェイクスピア戯曲を400年前に誕生した劇場で、演じる! 最高です」と喜びをあらわにした。

京都公演は2月21日まで。その後、本作は25日から27日まで福岡・博多座、3月16日から26日まで東京・サンシャイン劇場でも上演される。

「歌うシャイロック」

2023年2月9日(木)~21日(火)
京都府 南座

2023年2月25日(土)~27日(月)
福岡県 博多座

2023年3月16日(木)~26日(日)
東京都 サンシャイン劇場

作・演出:鄭義信
出演:岸谷五朗、中村ゆり、岡田義徳、和田正人、渡部豪太、小川菜摘、駒木根隆介、福井晶一、マギー、真琴つばさ / 車貴玲、五味良介、曽我廼家桃太郎、武田亮汰、谷田奈生、西村聡、羽鳥翔太、平井珠生、平岡亮、山村涼子