JO1與那城&INI木村が後輩・DXTEENにエール、JO1が大切にするのは「今を当たり前だと思わないこと」
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LAPONEエンタテインメントが本日2月13日に都内で「新プロジェクト概要発表会見」を実施し、5月10日にデビューを控える新グループ・DXTEEN(ディエックスティーン)がお披露目された。会見には6人に加えて、同事務所に所属するJO1の與那城奨とINIの木村柾哉が駆けつけた。
DXTEENのメンバーは大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰の6名で、リーダーは谷口が務める。大久保、寺尾、平本、福田は「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」に参加し、その後LAPONEエンタテインメントの練習生・LAPONE BOYSとして活動していた。グループ名の「DXTEEN」は「DREAM X TEEN」を表し、「夢(Dream)を目指し、一歩一歩、拡張(eXtension)・拡大(eXpand)しながら成長していき、努力と挑戦を重ねていく6人の青春(Teen)の“無限な可能性”」を表現しているとのこと。時間が経ち成長しても夢見る“青春心”を失わず、夢をさらに大きくしていくという意味が込められている。
6人が出演するオープニング映像を経て、メンバーが壇上へ登場。「皆さんこんにちは、Follow Your Dream! DXTEENです!」とフレッシュに挨拶し、そのままフォトセッションに応じた。大久保は「これから皆さんをキラキラ照らす太陽になります」、平本は「皆さんの期待に応えられるようにがんばります」、福田は「これからたくさんの方に夢や希望を与えられる存在になれるようがんばります」、寺尾は「僕たちの音楽を1人でも多くの方に楽しんでいただけるようがんばります」とそれぞれ報道陣に挨拶。デビュー前からLAPONE BOYSとして活動してきた4人とは異なり、田中とリーダーの谷口は、この会見で初めてLAPONE所属アーティストとして公の場に立った。そんな田中は「皆さんにいっぱい笑顔を届けます」、谷口は「これまで練習生として準備してきたことを皆さんにお見せできるようにがんばります」とデビューに向けた意気込みを語った。
会見では、6人のデビューまでの足取りをたどったドキュメンタリー風の映像が再生された。冒頭では田中と谷口の2人が合流する前に遡り、「ダンスや歌を経験すればするほど、まだデビューできるような力ではないと感じた」「この4人でやっていけるのか」などと、大久保、寺尾、平本、福田それぞれが不安を吐露する様子が映し出される。寺尾は、「もともと(歌やダンスを)やってきた人がそろっていたわけじゃないから、グループとしても難しかった」と、4人でデビューする道のりの険しさを語った。映像では谷口と田中が合流する様子も記録されており、これについて大久保が「自分たちのチームに入ってきてくれてうれしかった」と喜びを語る一方で、寺尾は「マジでうまい人が来たなって思いました」、福田は「4人のままじゃダメなんだって言われている気がして少し悔しい」と率直な思いを口にする場面も。映像の最後には、JO1全員からの「デビューが決定しました! おめでとう!」というビデオメッセージを通じてデビューを知らされ、感激する6人の様子が収められていた。
映像を観終わった大久保は「1年間あっという間だったなと思って……。こうやってお披露目できているのが夢みたいです」と笑顔を見せる。韓国での1年間にわたる練習生期間を経てデビューした6人だが、トレーニング期間中の印象的な出来事を問われると、平本は「デビューが決定した瞬間です。韓国でいつデビューできるかわからない状態で練習していて不安もあったんですけど、デビューが決定した瞬間にがんばってきてよかったなと思いました」と話す。また韓国での練習生期間中は6人で共同生活をしていたそうで、そのときに大変だったことについて尋ねられた際には、田中が「お風呂の取り合いや洗濯、掃除が大変でした」と明かし、報道陣を笑わせた。また「どのようなグループになりたいか?」と理想のグループ像について質問されると、リーダーの谷口は「僕らのパフォーマンスを通じてたくさんの方々に笑顔になってもらえる、そんなグループになりたいです。そのためにももっと努力して、成長して、さまざまな姿を見せていきます」と語った。
会見の後半には、事務所の先輩グループ・JO1とINIのリーダーである與那城と木村が駆けつけた。DXTEENのデビューについて、與那城は「僕たちJO1がDXTEENのデビューを発表させていただいたんですが、彼らの反応を今初めて見たので僕までもうれしいです」と映像の感想を述べつつ、「僕たちにとっては弟のような存在なので、僕らJO1も改めて気を引き締めていくと同時に、みんなでこれからがんばっていこうという気持ちです」と力強く述べる。木村は「4人とはオーディションで一緒にがんばってきたこともありますし、2人(田中と谷口)とも、韓国で何回か挨拶させてもらったことがあって。年齢も僕より下だったので、オーディションの頃からすごいかわいらしくて。当時から弟のような存在だったので、こうやって事務所を通して正式に、後輩グループとして関わっていけることを本当にうれしく思います」と穏やかな笑顔を浮かべた。
與那城と木村の2人は、司会者から投げかけられたトピックをベースに、デビューを控える後輩に向けたアドバイスを届けた。「グループで大切にしていること」について問われると、與那城は「今ある状況を当たり前と思わないこと」と断言。「それこそ韓国で練習ができていることも当たり前ではありません。いろいろな人と関わっていくかと思うので、関わるすべての方に感謝を持ちながら活動していくことが一番大切かなと思います」と続ける。一方木村は「思いやりを大切にしています」とにっこり。「僕たちINIは11人いて、DXTEENの6人に比べると人数が多いんですが……メンバー同士の思いやりがないとうまくいかないこともたくさんあるので、周囲で支えてくださっているスタイリストやマネジメントの皆さんに向けて、そして何より一番はメンバー同士で思いやりを持ってもらえると、すごくいいグループになれるかなと。DXTEENのみんなにも大切にしてもらえたらうれしいなと思います」と語った。
続いてのトピックは「ファンから愛され続ける秘訣」。これについて與那城は「ファンの皆さんがいてくれるからこそ僕たちが活動できています。そんな僕たちが唯一できる恩返しが、歌やパフォーマンスで相手を感動させること。いかにして自分たちの持っているものを100%伝えられるか、が愛され続けるための秘訣になるのかなと思います」と話す。木村もこれに頷き、「何をするにせよ、ファンの方がいるから僕たちはステージに立つことができています。どの瞬間でもこの気持ちを持ってお仕事やステージに取り組んでいれば、その気持ちが届いて、応援し続けてくださるのではないかと思っています。この気持ちを大切に、突き進んでいただけたらうれしいです」とDXTEENに視線を向けた。
最後に、與那城は「これから本当に楽しいこともあれば、つらいこともたくさんあると思います。グループとして活動していくうえで、自分の考えからメンバー同士の関わり合いまで、いろいろな考えがある。ときにはぶつかったりすることもあると思うんですが逃げずにみんなでしっかり向き合って、全員で取り組んでいくことで最高のグループになると思います。それだけは忘れずに、ぜひがんばってほしいです」、木村は「何回も言ってしまうと僕らの11人よりも少なくて、そして僕たちよりも若くてフレッシュさがあって……僕たちにもフレッシュさはあるんですけど(笑)、(DXTEENは)LAPONEにはない雰囲気のグループなので、それらを武器にして、みんなで支え合って元気に活動してもらえるとうれしいです」とそれぞれエールを送る。先輩からのアドバイスに真剣な眼差しで耳を傾けていた6人は、2人に向けて「ありがとうございます!」と一礼。與那城と木村はそんな6人に穏やかな笑顔を見せながら、会場をあとにした。
DXTEENのデビューシングル「Brand New Day」は5月10日にリリースされる。すべての収録曲はNCT 127やKep1erなどの楽曲を手がけた作家集団が手がけた。また初回限定盤に収録される「Sail Away」の振付はJO1の川尻蓮が担当しており、寺尾は「川尻さんから素敵なプレゼントをいただきとてもうれしいです。これから大切にパフォーマンスしていきたいと思います」と感慨深げに言葉を紡いだ。
DXTEEN メンバー
大久保波留(おおくぼなる)
生年月日:2004年7月3日
ポジション:ラップ、ボーカル
出身:福岡県
メンバーカラー:ピンク
身長:177cm
田中笑太郎(たなかしょうたろう)
生年月日:2005年10月18日
ポジション:ラップ、ボーカル
出身:山梨県
メンバーカラー:パープル
身長:179cm
谷口太一(たにぐちたいち)
生年月日:2002年7月11日
ポジション:ボーカル
出身:奈良県
メンバーカラー:レッド
身長:173cm
寺尾香信(てらおこうしん)
生年月日:2003年8月5日
ポジション:ボーカル
出身:広島県
メンバーカラー:グリーン
身長:170cm
平本健(ひらもとけん)
生年月日:2004年12月18日
ポジション:ラップ
出身:兵庫県
メンバーカラー:ブルー
身長:171cm
福田歩汰(ふくだあゆた)
生年月日:2003年3月30日
ポジション:ボーカル
出身:栃木県
メンバーカラー:イエロー
身長:178cm