アートディレクター信藤三雄が死去、ピチカートやミスチルなど数々の名ジャケットを残す
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信藤三雄
数々のアーティストのジャケットアートワークを手がけたアートディレクターの信藤三雄が、胃がんのため2月10日13:59に75歳で死去したことが発表された。
信藤の各SNSにおける発表では、葬儀に関しては近親者のみで執り行い、後日東京都内にてお別れの会の実施を予定しているとのこと。また「ご共花、ご香典、ご弔問などは固く辞退させていただきたい」という遺族の意向がつづられている。
信藤はアートディレクター、映像ディレクター、フォトグラファー、書道家、演出家、空間プロデューサーなどさまざまな分野で幅広く活躍。1980年代後半から1990年代にかけ、ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギターらのCDやレコードのアートワークに携わり、渋谷系におけるデザインの方向性を決定付けたと言われる。そのほか、松任谷由実、Mr.Children、サザンオールスターズ、SMAP、MISIA、宇多田ヒカル、筒美京平、ドレスコーズの作品などこれまで手がけたジャケット数は約1000枚にのぼる。またアーティストのミュージックビデオも多数制作し、桑田佳祐「東京」では、2003年度の「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」にて「BEST VIDEO OF THE YEAR」を受賞。同年、東京・日本武道館で行われた松任谷由実のトリビュートコンサートの演出も務めた。また1980年代に活動を開始したザ・スクーターズのリーダーとして音楽活動も行っていた。
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