黒人ピアニストと白人の用心棒の旅路 実話描いた映画『グリーンブック』
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映画『GREEN BOOK』の邦題が『グリーンブック』に決定。3月1日から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。
2018年度の『トロント国際映画祭』観客賞を受賞した同作は、実話をもとに製作された映画。1962年のアメリカを舞台に、人種差別が根強く残る南部でのコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのシャーリーと、シャーリーに用心棒兼運転手として雇われた粗野な白人トニー・リップが、黒人専用の旅行ガイドブック『グリーンブック』を頼りに旅に出る姿を描く。『グリーンブック』はアフリカ系アメリカ人のヴィクター・ヒューゴー・グリーンが作成したもの。黒人を受け入れるビジネスやサービス機関のリストが記載されており、1936年から1966年まで毎年出版されていた。
ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ役を『イースタン・プロミス』『はじまりへの旅』で『アカデミー賞』主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセン、ホワイトハウスでの演奏経験もある天才ピアニストのシャーリー役を『ムーンライト』で『第89回アカデミー賞』助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが演じるほか、Netflixオリジナル作品『ブラッドライン』のリンダ・カーデリーニが出演。
監督は『愛しのローズマリー』『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーが務める。脚本をピーター・ファレリーに加え、ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カーリーが手掛けた。
発表とあわせてポスタービジュアルが公開。ターコイズブルーのキャデラックを運転するトニーの姿や、シャーリーが後部座席で腕を広げる様子、「行こうぜ、相棒。あんたにしかできないことがある。」というコピーなどが確認できる。