中村米吉の#カワイイは世界を救う? 第2回 中村米吉、“カワイイ”と“甘いもの”で世界を救う
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中村米吉
テレビドラマ「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」で、愛嬌たっぷりな“天然カワイイ”見習いバーテンダー・坂井幸樹役を演じ、お茶の間を癒やしている中村米吉。2月頭に公開された「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」のスペシャル動画では、“正統派カワイイ”のヒロイン・ユウナに扮し、日本舞踊で作品の世界観を美しく表現した。
多種多様な“カワイイ”でファンを魅了する米吉が、今回満を持して紹介するのは……“甘いもの”。大のスイーツ好きである米吉は、自身のInstagramでたびたびケーキや和菓子などの甘いものを紹介している。紹介時に使うハッシュタグは、このコラムタイトルの語源でもある「#甘いものは世界を救う」。米吉の“カワイイ”と米吉の大好きな“甘いもの”、Wで世界を救ってもらおう。
題字:中村米吉
甘いものというのは、得てしてかわいらしいものなのです
世の甘いものがほぼすべてチョコレート味になる……。
そんな恐ろしい月、それが2月ですね。
みんながチョコレート会社に踊らされているとわかっていながらも、チョコレートの誘惑に耐えられず、その手の平の上で踊り子になってしまうんでしょう。
恐ろしいことに、我が家行きつけの蕎麦屋まで踊り出し、チョコレートを隠し味に使った蕎麦を開発し出したそうです。
さすがに踊らされすぎではないだろうか(笑)。
とはいえ、そんなバレンタインデーに懐疑的なひねくれ者の私でも、バレンタインデー限定のチョコレート味、と表記されると頼んでしまうんです。
先日ハンバーガーショップでこんなかわいらしいチョコレートシェイクを頼んでしまいました。
生クリームの上にハートのチップがあしらわれたラブリー仕様。
そこ以外に何か普段のチョコシェイクと違う点があるかは定かではないんですけれども……。
結局、“限定”とか、“季節物”とか言われると頼みたくなるんです。人って簡単ね。
ご存知の方もいるかもしれませんが、私は大の甘いもの好き。
そして、甘いものというのは、得てしてかわいらしいものです。
例えば、ふわふわのパンケーキ。
ほらかわいい。ふわふわってだけでなんでもかわいい。総理大臣もふわふわになれば支持率が上がるかもしれない。
続いて東京會舘のマロンシャンテリー。
ほらかわいい。そして美しい。真っ白なものはかわいいんです。ベイマックスとか、白塗りの女方とか。
そんなかわいらしさと切り離せない甘いものについて、私が1人で、好き勝手に話す番組、「中村米吉 悪魔の時間」がAuDeeプレミアムで配信されています。
よかったら聞いてみてください!
あれ?
今回、#カワイイは世界を救う、じゃなくて、元ネタの#甘いものは世界を救う、になってるや……(笑)。
プロフィール
中村米吉(ナカムラヨネキチ)
1993年、東京都生まれ。播磨屋。中村歌六の長男。2000年に中村米吉の名を襲名して初舞台。2011年から女方を志し、「鬼一法眼三略巻 菊畑」で皆鶴姫、「与話情浮名横櫛」でお富、「松浦の太鼓」でお縫、「仮名手本忠臣蔵 七段目」で遊女お軽、「絵本太功記」で初菊などを勤める。またアメリカ・ラスベガスで行われた歌舞伎興行では、2015年に「鯉つかみ」小桜姫役、2016年に新作歌舞伎「獅子王」白縫姫役で出演。2015年には「鳴神」の雲の絶間姫役の演技で十三夜会奨励賞、2021年には第42回松尾芸能賞で新人賞を受賞した。昨年7月に上演された「風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―」、昨年12月と1月に上演された「オンディーヌ」では、それぞれタイトルロールを務めた。3月と4月にヒロイン・ユウナ役を勤める「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」が控える。また、現在BS-TBSで放送中の紫吹淳主演のテレビドラマ「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」では、見習いバーテンダー・坂井幸樹役を演じているほか、毎週水曜日にAuDeeプレミアムにて自身がパーソナリティを務める番組「中村米吉 悪魔の時間」を配信している。