NSC東京28期生の首席は江戸ベルト、芸人経験者&お笑いに疎い元現場監督のコンビ
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左からインディアンス、江戸ベルト、NON STYLE石田、パンクブーブー佐藤。
本日2月14日、吉本興業の芸人養成所NSCの現役生が出演する「NSC大ライブ 2023 TOKYO」が開催され、NSC東京28期生の江戸ベルトが優勝した。
「NSC大ライブ」は現役NSC生が1年間の集大成としてネタを披露し、優勝目指して争うライブ。これまで、ゆりやんレトリィバァ、オフローズ、ナイチンゲールダンス、令和ロマンといった面々が優勝してきた。
「NSC大ライブ 2023 TOKYO」の決勝では、インディアンスがMC、NON STYLE石田とパンクブーブー佐藤が見届け人を担当。予選を突破した、とことん、素数番付、女優、金星サブマリン、江戸ベルト、ダイナモ、みづえ、はち結び、メンブレン、烏骨鶏、セカンドロット、ボブのコーラが3分ネタで激突し、最後はバッファロー吾郎・竹若、佐久間一行、トレンディエンジェルたかし、吉本興業の社員、作家による審査で、江戸ベルトの優勝が決定した。彼らには吉本興業の各劇場のライブや「チーキーズ a GoGo!」(BSよしもと)の出演権などが与えられる。
“東京のお父さん”を題材にしたコントを披露した江戸ベルトのキタムラタクローは、ライブ後の囲み取材で心境を聞かれると「率直にうれしい。本当に率直です。率直でおなじみです(笑)」と感無量の様子。相方のスーパーかつ。は「今まで負け続きだったのでやさぐれて、同期に『(最初から)首席なんて決まってるでしょ』とかカマしてたんです。でも僕が優勝しちゃったので嫌味になっちゃう。もうカマせないのだけがちょっと残念です」と話して一同の笑いを誘った。
メガネがトレードマークのキタムラタクローは他事務所で芸人として活動したあとにNSCに入り直したという経歴の持ち主。今後の目標については「面白いネタを作りつつ、『イッテQ!』のような番組に出たい」と語る。一方のスーパーかつ。は、港湾荷役の現場監督として数年働いたあと、お笑いについてあまり詳しくないにもかかわらず「俺おもろいしいけるやろ」という謎の自信でNSCに入学。囲み取材でも「これはあくまで通過点」「インディアンスさんのライバルになる!」と豪語したが、インディアンスきむから「同期にカマせなくなったから今度は先輩にカマしてるやん!」とツッコまれた。なおスーパーかつ。が面白いと思う芸人はハリウッドザコシショウ、GO!皆川、ソマオ・ミートボールだという。
ノンスタ石田は「去年のNSC卒業生の中で1年以内に神保町漫才劇場に所属できたのは3組。吉本からまったく連絡がこず、自分は本当に芸人なのかと不安になってくる時期もあると思うけど、1個1個のライブを大切にして、『何がなんでも劇場に所属するんだ』という気持ちでがんばってほしい」とエール。またパンクブーブー佐藤は「ギャラのことは先に言っておく」と実用的なアドバイスを送るが、石田は「相方の井上はそれを言いすぎて逆にギャラが上がらなくなった」とやりすぎないことを勧める。またインディアンス田渕は「同期はすごく貴重な存在。これからどんどん減っていくから、みんなで『やるぞ!』と燃えている今のうちにいろいろな人と絡んでみるのが大事」と述べていた。
NSCをはじめとする5つのスクールからなる「よしもとアカデミー」は、エンタテインメントの表方・裏方を目指す人たちを育成する吉本興業の教育機関。現在2023年度の生徒を募集している。資料請求はよしもとアカデミーまで。