山田孝之プロデュース「デイアンドナイト」主題歌は野田洋次郎×清原果耶
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左から野田洋次郎、清原果耶。
山田孝之がプロデューサー、藤井道人が監督を務める「デイアンドナイト」の予告編がYouTubeにて公開。あわせて主題歌の詳細が発表された。
「デイアンドナイト」は、人間の善悪をテーマとした作品。父親の自殺をきっかけに実家へ帰ることになった主人公・明石幸次が、次第に復讐心に駆られ裏稼業に手を染めていくさまが描かれる。阿部進之介、安藤政信、小西真奈美、佐津川愛美、深水元基、田中哲司らがキャストに名を連ねた。
このたび主題歌「気まぐれ雲」を、児童養護施設で生活する少女を演じる清原果耶が、劇中の役柄である大野奈々名義で歌うことがわかった。さらにRADWIMPSのボーカルやギターを担当し、ソロプロジェクト・illionとしても活動する野田洋次郎が作詞・作曲・プロデュースを担当したことも明らかに。山田は映画を締めくくるにふさわしい主題歌の制作を野田にオファー。歌い手について話し合いを重ねる中で、野田の提案により清原がボーカルに抜擢された。
野田は「映画を観た人が、何度も何度もこの映画を自分の中で反芻できる曲であってほしい、一生懸命生きている登場人物たちの姿が蘇ってきてほしいと思いました」と思いを語る。清原は「音楽に支えられ、たくさんの影響を受けて生きてきたので、そんな大切で揺るぎない存在に今回お仕事として関わるということに感じたことのない不安や少しの恐怖すら覚えました」と回想。「私がこの作品を愛し温めてきたことに嘘はないという思いを握りしめ、こんなに素敵な機会を与えてくださった山田さんや野田さんはじめスタッフの皆さんに感謝し、私が出せる全力を尽くしたい、と挑戦させていただきました」と真摯に述べた。
歌詞やメロディーについて野田は「人生が思う通りにいっていない人たちの物語なので、“切実な願い”みたいなものを、ありのままに書きたいと思いましたし、ただ悲しいだけの曲ではない、強さが欲しいと思いました」と説明。清原は歌詞を受け取ってから毎日ノートに書き出していたと明かし、「大野奈々として歌う。それ以前に歌は自分の経験や個性が色付いてしまうものだと思うので、野田さんが紡いでくださったこの歌詞を自分の言葉として歌えるようにと考えて、そういったことも取り入れながら練習しました」とエピソードを語った。また山田のコメントも以下に掲載している。
「デイアンドナイト」は1月19日より秋田で先行上映。1月26日から全国で公開される。
山田孝之 コメント
野田洋次郎に主題歌を依頼したことについて
DAY AND NIGHTの物語は奈々で終わります。しかし奈々の人生はこれからも続きます。
これを表現するため、洋次郎に「奈々の気持ちになって歌詞を書いてほしい」と伝えました。
彼はミュージシャンとしてはもちろん、芝居をする人間としても一流の表現者です。
彼にお願いすれば奈々の気持ちと寄り添い、奈々の言葉として歌詞を書いてくれると思いました。
大野奈々として清原果耶をボーカルに抜擢したきっかけ
(主題歌の作詞・作曲を依頼した際に)洋次郎から「ヒロインの子に歌ってもらうのはどう?」と、素晴らしい提案をもらいました。これ以外に無いと思いました。
(c)「デイアンドナイト」製作委員会