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清原果耶、映画『デイアンドナイト』主題歌でボーカル担当 作詞・作曲・プロデュースは野田洋次郎

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リアルサウンド

 山田孝之がプロデュースする映画『デイアンドナイト』の主題歌が、清原果耶が作中の役柄・大野奈々名義で歌い、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲・プロデュースする「気まぐれ雲」に決定。あわせて本予告も公開された。

参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-288591.html”>動画はこちら</a>

 本作は、俳優・山田孝之が、一切出演せず“裏方”に徹底する自身初のプロデューサー専念作品。“人間の善悪とは”をテーマに、実直で正義感が強かった父親の自殺をきっかけに実家に帰ることになった主人公・明石幸次が、父親の死の真相を探るうちに裏の顔があったことを知り、昼と夜、表と裏、善と悪、人間の持つ二面性に振り回され、やがて自身も裏稼業に染まっていく模様を描く。

 公開された本予告は、清原演じる大野奈々が、阿部進之介演じる明石幸次に「明石は復讐するためにここに来たんでしょ?」と問う場面から始まり、明石の父親が自殺した凄惨な過去や、明石が徐々に裏稼業に手を染めて、暴力を振るう様子が映し出されている。

 大野奈々として、本作の主題歌「気まぐれ雲」のボーカルを務める清原は、初めて主題歌を担当。レコーディング直後には「なんとか無事に終わって良かったです」と安堵の表情を浮かべた。野田は、これまで数々の楽曲提供やプロデュースを行ってきたが、女優とのコラボレーションは初めてとなり「ホッとしています。本当にやれてよかったです。良い歌が録れて満足です」と満足げな表情で答えた。

 山田孝之プロデューサーが、この映画を締めくくるにふさわしい主題歌の制作を野田にオファー。“映画の声”とも言うべき主題歌の歌い手をどうすべきか、山田と野田が話し合いを重ね、「ボーカルは映画のヒロインはどうか」という野田の提案から、清原をボーカルに抜擢し、今回のコラボレーションが実現した。本作の主題歌制作のオファーを受けたことについて野田は、「この映画に参加している人たちが実直に、素直に、やりきっていることが作品から伝わってきたし、ストーリーも面白く、是が非でも参加したい、力になりたいと思いました。良い作品だからこそ、負けないくらい良い曲にしたいと思ったし、最後に流れる曲なので、映画を観た人が、何度も何度もこの映画を自分の中で反芻できる曲であってほしい、一生懸命生きている登場人物たちの姿が蘇ってきてほしいと思いました」と語り、初めて主題歌を歌うことになった清原は「とても驚きました。私自身、音楽に支えられ、沢山の影響を受けて生きてきたので、そんな大切で揺るぎない存在に今回お仕事として関わるということに感じたことのない不安や少しの恐怖すら覚えました。ですが、私がこの作品を愛し温めてきたことに嘘は無いという想いを握りしめ、こんなに素敵な機会を与えてくださった山田さんや野田さんはじめスタッフの皆さんに感謝し、私が出せる全力を尽くしたい、と挑戦させて頂きました」と話した。

 歌詞やメロディーへのついて野田は「人生が思う通りにいっていない人たちの物語なので、“切実な願い”みたいなものを、ありのままに書きたいと思いましたし、ただ悲しいだけの曲ではない、強さが欲しいと思いました」と明かし、初めてデモ音源を聴いた時の清原は「とたんに撮影時の記憶がフラッシュバックし、目の前が涙で曇ったことを覚えています。野田さんが描いてくださった奈々の未来は、はるか遠くを見据えているように感じました」と当時を振り返っている。

 歌う時に大切にしたことについて清原は「言葉や音楽は聴いた人それぞれの捉え方があるので、なるべく素直に、真っ直ぐに。奈々の生き方を思い出しながら歌えればと思いました」と言葉の重みを感じつつ、「歌詞を頂いてから毎日ノートに歌詞を書き出しました。大野奈々として歌う。それ以前に歌は自分の経験や個性が色付いてしまうものだと思うので、野田さんが紡いでくださったこの歌詞を自分の言葉として歌えるようにと考えて、そういったことも取り入れながら練習しました」と歌詞を覚えるまでのエピソードを告白した。

 そんな熱い想いで臨んだ清原に対してディレクションをした野田は、「なるべく何も言わない。事前に声を聞かせていただいて、すごく素敵な声だと感じていたので、足さず、引かずに」と清原の声を絶賛した。

山田孝之プロデューサー コメント
・野田洋次郎に主題歌を依頼した想い
DAY AND NIGHTの物語は奈々で終わります。しかし奈々の人生はこれからも続きます。
これを表現するため、洋次郎に「奈々の気持ちになって歌詞を書いてほしい」と伝えました。
彼はミュージシャンとしてはもちろん、芝居をする人間としても一流の表現者です。
彼にお願いすれば奈々の気持ちと寄り添い、奈々の言葉として歌詞を書いてくれると思いました。

・大野奈々として、清原果耶をボーカルに抜擢したきっかけ
(主題歌の作詞・作曲を野田洋次郎に依頼した際に、)洋次郎から「ヒロインの子に歌ってもらうのはどう?」と、素晴らしい提案をもらいました。これ以外に無いと思いました。 (リアルサウンド編集部)