梅田彩佳&高泉淳子が母娘役演じる、浅田次郎「ピエタ」がミュージカルに
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オールスタッフプロデュース ミュージカル「ピエタ」出演者。
オールスタッフプロデュース ミュージカル「ピエタ」が5月18日から24日まで東京・俳優座劇場にて上演される。
「ピエタ」は、1989年のイタリアを舞台に娘と母の愛憎と葛藤を描いた浅田次郎の小説。今回は同作を、高橋亜子の脚本・作詞、渋谷真紀子の演出、小澤時史の音楽でミュージカル化する。主人公の友子(娘)を梅田彩佳、友子の母を高泉淳子が演じるほか、友子の婚約者リー・インに伊藤裕一と神田恭兵(Wキャスト)、友子の祖父に畠中洋がキャスティングされた。
上演に向けて、梅田は「台本を読ませて頂いた時、なんてリアルで繊細な話なんだろうと、胸がギュッとなりました。触れてしまったら壊れてしまいそうな、そんな繊細な心の動きを丁寧に、そして大胆に演じさせていただけたらと思っています」と意気込みを述べ、高泉は「この歳でミュージカルに出演するとは思ってもみなかったこと。『ピエタ』に潜む作品力が、自分に潜んでいる表現力がまだあったなら、見いだしてくれるのではと願っています」とコメントした。梅田と高泉のコメント全文、及び脚本・作詞の高橋、演出の渋谷のコメントは以下の通り。本公演のチケットは3月16日に販売スタート。
梅田彩佳コメント
ミュージカル「ピエタ」に出演させて頂きます、梅田彩佳です。台本を読ませて頂いた時、なんてリアルで繊細な話なんだろうと、胸がギュッとなりました。触れてしまったら壊れてしまいそうな、そんな繊細な心の動きを丁寧に、そして大胆に演じさせていただけたらと思っています。新しい私も見せられるように、そしてこのお話を素敵なキャスト、スタッフの皆さんと作り上げていける過程を楽しみにしています。ぜひ皆様お越しください。よろしくお願い致します!
高泉淳子コメント
浅田次郎の短編小説「ピエタ」をミュージカルでやると聞いたとき、何故ミュージカル?と最初に思いました。日本のミュージカルということにこだわって長年作品を創り続けてきたこと、そして今、母と娘のドラマ「ピエタ」に挑みたいということ、話の中でその思いが伝わってきました。この歳でミュージカルに出演するとは思ってもみなかったこと。「ピエタ」に潜む作品力が、自分に潜んでいる表現力がまだあったなら、見いだしてくれるのではと願っています。
高橋亜子コメント
何かをつくったり、目標に向かったりするとき、誰かに見せたくて、その人に認めてほしくて頑張るということが誰にでもあるのではないでしょうか。私の場合、長い間それは母でした。だから原作の小説を読んだとき、友子が母を求めて頑張り続けたその想いに、当初は直視できない痛みを感じました。友子の気持ちを解きほぐしながらミュージカル化する作業は、自分の痛みを見つめる時間でもありました。友子の母への想いはどういう形で届くのか、何が友子の心の欠落を埋めるのか……。魅力的なスタッフ、キャストの皆さんと共に舞台作品として表現できればと思っています。
渋谷真紀子コメント
バブル期の東京。24年間果たされなかった母との約束に決着をつけるため、ローマへ。必死に生きて、想いを綴ってきた母娘の凄まじい想いが積み重なっていく本作。
浅田次郎の傑作短編小説から、魂を削って言葉を紡ぎ出す高橋亜子さんによってミュージカル版「ピエタ」が姿を表し、小澤時史さんと田中和音さんの音楽で翔くこの新作に挑むのが待ち遠しいです。
魅力的なキャスト、スタッフ陣と共に、一丸となってミュージカル「ピエタ」に命を吹き込みます。劇場で意欲作の誕生を体感して下さい。
オールスタッフプロデュース ミュージカル「ピエタ」
2023年5月18日(木)~24日(水)
東京都 俳優座劇場
原作:浅田次郎(文春文庫刊「月のしずく」所収)
脚本・作詞:高橋亜子
演出:渋谷真紀子
音楽:小澤時史
出演:梅田彩佳、高泉淳子 / 伊藤裕一(Wキャスト)、神田恭兵(Wキャスト) / 西田健二、中野太一、轟晃遙、橘未佐子、東城由依、伊宮理恵、戸張柚(Wキャスト)、御園紬(Wキャスト) / 畠中洋