伊藤沙莉が日本初の女性弁護士に、来年度前期の朝ドラ「虎に翼」脚本は吉田恵里香
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「虎に翼」制作発表会見の様子。左から伊藤沙莉、吉田恵里香。
2024年度前期連続テレビ小説の制作発表会見が本日2月22日に東京都内で行われた。
2024年度前期の連続テレビ小説のタイトルは「虎に翼」(とらにつばさ)。日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となる主人公“トラコ”こと猪爪寅子(いのつめともこ)が、仲間たちとともに迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンタテインメントだ。
本作は、女性として初めて裁判長も務めた三淵嘉子(みぶちよしこ)氏をモデルとしたオリジナルストーリー。脚本は、ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」や映画「ヒロイン失格」「センセイ君主」「ホリック xxxHOLiC」、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」、小説「脳漿炸裂ガール」シリーズなどで知られる吉田恵里香が手がける。
連続テレビ小説への出演は、2017年度前期放送の「ひよっこ」以来2度目となる伊藤沙莉。世間知らずで自信家のところもあるが、すべてに全力を注ぐトラコ役のオファーを受けた伊藤は「すごくありがたく光栄なこと。道を切り開いた人物にはたくさんの苦悩があったと思います。強さもありますが、弱さもあるような人間らしいトラコを表現できたら」と意気込みを述べる。
「朝ドラ(の脚本)を書くという夢を叶えられることができてうれしい」と喜びをあらわにする吉田は、「三淵さんは弱き者や息苦しさを感じている人たちに手を差し伸べてきた方。私がずっと描きたいと思っていたテーマでもあるので、こうして朝ドラで実現することができて幸せな気持ちです。素敵なものを届けられるようにがんばります」とコメントした。
2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」はNHKで2024年春に放送スタート。制作統括は尾崎裕和が務め、演出には梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉らが参加する。撮影は今秋から行われる予定だ。