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「湯道」オファーに濱田岳「僕が古代ローマ人役?」、生田斗真は柄本明を慌てて止める

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「湯道」初日舞台挨拶の様子。左から鈴木雅之、橋本環奈、生田斗真、濱田岳、柄本明、小山薫堂。

「湯道」の初日舞台挨拶が本日2月23日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの生田斗真、濱田岳、橋本環奈、柄本明、企画・脚本担当の小山薫堂、監督の鈴木雅之が登壇した。

    

入浴の精神と様式を突き詰めることで完成する“湯道”をテーマにした本作では、銭湯で働く人、銭湯へ通う人、そして湯に魅せられた人たちの姿が描かれる。生田が銭湯を営む実家に戻ってきた主人公・三浦史朗、濱田が弟の三浦悟朗、橋本が銭湯で働く秋山いづみ、柄本が常連客の“風呂仙人”を演じた。

オファー時を回想した生田は「わくわくしました。お風呂は世界に誇るべき文化ですし、日本だからできる作品になると」とコメント。濱田は「お風呂の映画だと聞いて、背が小さくて顔もそんなに濃くない僕が古代ローマ人でいいのかなって思ったんですけど……」と風呂がテーマの作品にちなんだ冗談を飛ばしつつ、「昭和の温かい映画に出られたような、夢を叶えていただいたような気持ちになりました」と喜びをにじませた。「監督に聞きたかったことがある」と切り出した小山が「上映時間2時間6分というのは……」と指摘すると、鈴木は素早く小山に近付いて内緒話を始める。そして鈴木が「(2と6で風呂にちなんだ上映時間だと)やっと気付いてくれた人がいましたね!」と得意げな表情を見せるも、小山に「嘘です! 今の内緒話で『そういうことにしておこう』となっただけです(笑)」とバラされてしまった。

現場エピソードを尋ねられると、湯に浸かりっぱなしだったという柄本が「ぬるくて寒くなったりもしたよ」とこぼす。生田から「でもちゃんとお風呂とボイラーがくっついていたので、あったかくしてほしいといえば追い焚きしてくれましたよ」と言われると、「恥ずかしがり屋なので、頼み事ができないんですよ」と事情を明かして笑いを起こした。また生田が「日本を代表する名優が一堂に会するクライマックスのシーンは、久々に緊張しました。皆さんがそれぞれのセリフを言った最後に僕のセリフがあったので、頼むから誰か噛んでくれと思っていました」と当時の心労を説明すると、柄本は「いや、俺NG出したよ」と言い、再び会場の笑いを誘った。

橋本は「番台に座っていることが多かったので、男湯女湯のキャスト全員が見えて緊張しました。皆さん目の圧が強いというか、見られているだけでドキドキしました」と、濱田は「僕はボイラー室で柄本さんと一緒になることが多かったんです。火の前で2人でいて、ぜいたくな時間でした」としみじみ。また濱田が「監督からの無茶振りで、前貼りなしに脱がされたシーンあったよね?」と暴露すると、鈴木は「記憶にないな」ととぼけた様子。橋本もそのシーンを覚えていたようで「その日は震えが止まらないくらい寒かったのに、五右衛門風呂に入った濱田さんと生田さんは『暑い暑い』って言ってました」と続けると、生田は「環奈ちゃんがベンチコートを着ている中、僕らは上半身裸で『気持ちいいなあ!』ってね」と笑顔で振り返った。

イベント終盤には「〇〇に沸く」というお題で、マイブームを紹介するフリップコーナーも展開。鈴木は熱い風呂に入ったあとに浴びる水、橋本は海外旅行、生田は撮影現場などに設けられたお茶・お菓子コーナー、濱田はスクワット、小山はダイエットと挙げていく。そんな中柄本は近所の銭湯・石川湯と答え、何時に行く、家からどれくらいの距離かということまで仔細に述べてしまい、慌てた生田から「ファンの人が来ちゃうって!」とストップを掛けられていた。

最後に生田は「1度と言わず、2度3度追い焚きしていただけたら」と鑑賞リピートを願いつつ、「たくさんの方々とご覧になってください。一緒にお湯に浸かると、その人のことをもっと好きになったり、相手を知れたような気持ちになると思うんです。そして、今日のお風呂がより気持ちよくなることを祈っております」と伝えてイベントの幕を引いた。

「湯道」は全国で公開中。

(c)2023映画「湯道」製作委員会