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BSP「織田信長」開幕に松田岳らが意気込み、「独自の織田信長像を打ち出したい」

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ブルーシャトルプロデュース「織田信長」より。(撮影:堀川高志)

ブルーシャトルプロデュース「織田信長」が本日2月24日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールで開幕。同日昼にゲネプロと囲み取材が行われた。

「織田信長」は、2012年に始動し、昨年10周年を迎えたブルーシャトルプロデュース(以下BSP)の最新作。BSPでは歴史の1ページに刻まれた男たちの物語を、ダンスやアクションを織り混ぜ、エンタテインメント性高く立ち上げてきた。今回は脚本・演出を大塚雅史、音楽を和田俊輔、的場英也がそれぞれ担当する。

タイトルロールを担う松田岳は、初日を迎える心境を「僕自身はわくわくしていていて、お客様がこの作品と対面する瞬間を早く味わいたいです」と吐露。「日本人が持つ織田信長のイメージの力をお借りし、多大な功績を残した信長の姿勢を表現したい。信長がどういう人物だったのか、最後にお客様が感じたものが正解というところを目指したいと思っています」と意気込む。

稽古での様子を聞かれた田中尚輝は「遠い距離でも、アイコンタクトだけで思考が読み取れる(笑)。意思疎通の速さを感じるたびに、これまで一緒にステージに立ってきた絆や信頼を感じます」と答え、演じる豊臣秀吉について「ほかの偉人とは違った、場の空気を自分の力でどんどん動かしていく姿を観てほしいです。各武将との距離感にも注目して観ていただければ」と語った。

徳川家康役の新正俊は「この作品の時代背景よりあとの時代の家康はタヌキで、“ビビりで逃げることを考えている”イメージですが、その雰囲気が垣間見えると良いなと思っています。織田信長の世界を楽しみながら旅できたら。BSPのチームワークも発揮できているので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と自信をのぞかせる。

また、明智光秀役の鐘ヶ江洸は役作りについて「裏切者のイメージが強い明智ですが、まずは台本に書かれた明智光秀像にこだわりたいと思いました。そのうえで本能寺の変でどのようなアプローチになったのかをぜひ劇場で楽しんでいただきたいです」と話し、「開演してすぐにBSPらしさがあふれている」と、BSPのこれまでの表現や演出がちりばめられていることを明かした。

一方、BSP初参加となる森蘭丸役の植田慎一郎はメンバーの仲の良さに太鼓判を押し、「やれることはやってきました。素舞台なので、開演前の何もない空間、雰囲気、緊張感を味わってほしいです。そして終演後の舞台に何が残っているか、その美しい光景を目撃していただけたら」と見どころを述べた。

最後に松田が「たくさんの信長を観てきましたが、自分は等身大の織田信長を演じたい。何をもって信長なのか、お客様がご覧になってきたさまざまな信長に負けないように、松田独自の織田信長像を打ち出したいです」と意気込み、場を締めくくった。

東京公演は2月27日まで。その後、3月9日から12日まで大阪・ナレッジシアターでも上演される。

ブルーシャトルプロデュース「織田信長」

2023年2月24日(金)~27日(月)
東京都 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

2023年3月9日(木)~12日(日)
大阪府 ナレッジシアター

脚本・演出:大塚雅史
音楽:和田俊輔、的場英也
振付:藤川美伊菜
殺陣:ドヰタイジ

キャスト

織田信長:松田岳
豊臣秀吉:田中尚輝
徳川家康:新正俊
明智光秀:鐘ヶ江洸
森蘭丸:植田慎一郎

ルイス・フロイス:石田直也
斎藤利三:土倉有貴
黒田官兵衛:梅林亮太
本多忠勝:池之上頼嗣
織田信忠:森田大鼓
本願寺顕如:松田大輝
松平信康:小川丈瑠

足利義昭:新井將
松永久秀:ドヰタイジ

帰蝶:近藤美鈴
お市:原章子
玉(細川ガラシャ):北村沙羅
徳姫:永野裕里恵
オルガンティノ:牧田優希
高山右近:嵐千尋
松姫:尾崎文音
細川忠興:藤沼聡汰
浅井長政:金子僚太
織田信雄:森本圭吾
朝倉義景:岡田涼

奇妙丸:藤野蒼生(東京公演)、杉下碧音(大阪公演)
茶筅丸:小田島洸(東京公演)、大園尭楽(大阪公演)

荒木村重:池田怜央