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ヒップホップの聖地・日比谷野音で多彩なアーティストがマイクつないだ「FUYU NO YAON」

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ナタリー

STARKIDSのライブの様子。(撮影:ハタサトシ)

2月18日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でヒップホップイベント「FUYU NO YAON」が開催された。

イベントは原島"ど真ん中"宙芳のDJでスタートし、山田ギャル神宮、Spada、18scott、釈迦坊主、homarelanka、JNKMN、Campanellaが次々にショットライブを展開。LANAはTikTokで大ヒット中のナンバーを立て続けに歌い、SUSHIBOYSは「アヒルボート」で会場に一体感を生み出した。

Elle Teresa、chelmico、Gottz & MUDによるバイブスあふれるライブに続いては、JUBEEがヘッドライナーの1人として登場。CreativeDrugStoreの盟友であるin-dに加えて、CYBER RUI、Space Boy(STARKIDS)、HIYADAMとコラボし、新曲を初披露した。イベント中盤には漢 a.k.a. GAMI、BES、SEEDAが登場。「また不定職者」のパフォーマンス中、SEEDAは「FEBBとTAMU、奴らの分も背負って俺はここに立つ!」と宣言し、「SCARS! STICKY Rest In Peace!」と亡き盟友に向けて叫んだ。

KダブシャインとDJ OASISは、ECD、BUDDHA BRANDのDEV LARGE、SHAKKAZOMBIEのBig-O、キエるマキュウのMAKI THE MAGICへの追悼の意を表しつつ、キングギドラのナンバーを連発。続くジャパニーズマゲニーズは「Kダブシャインさんからマイクをもらったことにすごい感動をしています」と語り、「今年でヒップホップ50周年やけど、みんなの子供が100周年見届けられるよう、ヒップホップつないでいけるやつどんくらい!?」と客席に問いかけた。

日が暮れかけた頃に登場したのはSATOH。「俺らはヒップホップとかラッパーじゃないけど正直関係ないわ! このステージは俺らのだから! 悪いけど今日は主役を取りに来ました!」と言い放ち、アグレッシブなパフォーマンスを見せた。

7年前に開催された「さんピンCAMP20」に観客として来場した思い出を振り返ったralphは「そこから7年でここまで来ました。でも、その道で俺1回も媚びも売ってないし流行にも媚びてないし、他人の力も借りてないし武器は1個しか使ってないんですよ」と語り「Jitsuryoku」を披露。続くJin DoggやSKY-HIも野音への思い入れを述べ、「俺らが子供の頃に見てた先輩たちを観れて最高でした。その中でもやっぱりブチ上がったのはKダブシャインさん」と感慨を語ったC.O.S.A.は「ヒップホップ最高だよねみんな!」と客席に呼びかけた。

そしてイベントのクロージングアクトを務めたのは6人組ラップクルーSTARKIDS。レーザービームが飛び交う中、ハイテンションなパフォーマンスを繰り広げ、イベントに幕を下ろした。