アニー賞「ピノッキオ」が最多5冠、岡田麿里脚本のアニメ「ONI」も作品賞を受賞
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Netflix映画「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」ポスタービジュアル
アニメーション作品を対象とした第50回アニー賞がアメリカ現地時間2月25日に発表され、「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」が長編アニメーション作品賞を含む5冠を獲得した。
同作は世界中で親しまれるイタリアの児童文学をギレルモ・デル・トロがストップモーションアニメとして映像化したNetflix映画。作品賞のほか、長編部門のキャラクターアニメーション賞、監督賞、音楽賞、美術賞を受賞した。長編インディペンデント作品賞は、人の言葉をしゃべる不思議な貝の生活を実写のモキュメンタリーとして捉えた「Marcel the Shell with Shoes On(原題)」が獲得。同作で主人公マルセルに声を当てたジェニー・スレイトは声優賞も授与されている。
日本からは岡田麿里脚本、堤大介監督、トンコハウス制作のNetflixシリーズ「ONI ~ 神々山のおなり」がリミテッドシリーズ作品賞、テレビ部門の美術賞を受賞。このほか湯浅政明による「犬王」が長編インディペンデント作品賞、同作の野木亜紀子が脚本賞にノミネートされていたが、受賞には至らなかった。長編部門の主な受賞結果は下記の通り。
第50回アニー賞 主要部門受賞結果
長編アニメーション作品賞
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
長編インディペンデント作品賞
「Marcel the Shell with Shoes On」
短編アニメーション作品賞
「氷を売る親子」
リミテッドシリーズ作品賞
「ONI ~ 神々山のおなり」
アニメーション効果賞(長編)
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
キャラクターアニメーション賞(長編)
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
キャラクターアニメーション賞(実写)
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
キャラクターデザイン賞(長編)
テイラー・クラーヘンビュール「バッドガイズ」
監督賞(長編)
ギレルモ・デル・トロ「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
音楽賞(長編)
アレクサンドル・デスプラ、ローバン・カッツ、ギレルモ・デル・トロ、パトリック・マクヘイル「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
美術賞(テレビ)
ロバート・コンドウ、Rachel Tiep-Daniels、Lia Tin、橋爪陽平、稲田雅徳「ONI ~ 神々山のおなり」
美術賞(長編)
カート・エンダール、ガイ・デイヴィス「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」
絵コンテ賞(長編)
アンソニー・ホールデン「長ぐつをはいたネコと9つの命」
声優賞(長編)
ジェニー・スレイト「Marcel the Shell with Shoes On」
脚本賞(長編)
ディーン・フライシャー・キャンプ、ジェニー・スレイト、ニック・パーレイ、エリザベス・ホルム「Marcel the Shell with Shoes On」
編集賞(長編)
ジェームズ・ライアン・エース、ジャクリーン・カランベラス、 ナタラ・クローネンボルド、ジョー・バトラー、ケイティ・パロディ「長ぐつをはいたネコと9つの命」