あと51戦!舞台「キングダム」帝劇公演が閉幕、三浦宏規・高野洸らが決意表明
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左から川島海荷、小関裕太、三浦宏規、高野洸、牧島輝、華優希。
舞台「キングダム」東京・帝国劇場公演が、昨日2月27日に千秋楽を迎えた。これを記念して同日、出演者による記者会見が行われた。
「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載されている原泰久のマンガ。同作はテレビアニメ化されているほか、実写映画「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」が制作された。舞台版では脚本を藤沢文翁、演出を山田和也が担当。劇中では、春秋戦国時代の中国を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇帝となる若き王・嬴政が、史上初の中華統一を目指す物語が展開する。
昼公演と夜公演の合間に行われた会見には、信役の三浦宏規と高野洸、嬴政 / 漂役の小関裕太と牧島輝のほか、河了貂役の川島海荷、華優希、楊端和役の梅澤美波(乃木坂46)、美弥るりか、壁役の有澤樟太郎、梶裕貴、成蟜役の鈴木大河(IMPACTors / ジャニーズJr.)、神里優希が出席した。
会見の冒頭には、去る2月18日に帝国劇場公演の千秋楽を迎えた梅澤が、くす玉と共にサプライズ登場。キャストたちがひもを引くと、くす玉の中から「祝 千秋楽 あと51戦」と書かれた幕が現れ、出演者たちを沸かせた。
東京公演にのみ出演する鈴木は「Wキャストの優希くんをはじめ、皆さんに支えられてここまで来ました。ひと足早くお別れなのは寂しいですが、皆さんが千秋楽まで走り抜けられるように祈ります。がんばってください!」とエールを送る。神里は「昼公演を観劇して改めて、素晴らしい作品に出演できていることを光栄に思いました」と言い、Wキャストの鈴木には「大河と励まし合いながらやってきた。ありがとうございます!」と感謝を述べた。
有澤は「くす玉の『51戦』を見て、改めて気が引き締まった。高いポテンシャルを持つ皆さんとご一緒して、毎公演楽しいです。この勢いで地方公演もがんばります」と気合い十分。また鈴木と同じく東京公演のみ出演の梶は「最後まで走れるか不安でしたが、座組の皆さんと一緒だったからこそ今日を迎えられたなと、感謝をかみ締めています」と思いを口にした。
自身の千秋楽を迎えてからも「毎日『キングダム』カンパニーのことを考えていた」と語る梅澤は、「『キングダム』には、何かをがんばる原動力になるようなパワーを感じる。(大阪・福岡・北海道公演でも)作品のエネルギーを届けていきたい」と意気込む。美弥は「私の出演回は後半日程に集中していたので、久しぶりに劇場に来たら皆さんの進化に胸を打たれた。『キングダム』の物語とお客様からパワーを受け取って戦い続ける。そんな素晴らしさをカンパニーから感じて幸せです」と微笑む。
川島は「アクションシーンの熱量には、私も心を打たれます」と明かし、「『キングダム』が持つ無限のパワーをステージでも感じますし、いろいろなお客様に愛される素敵な作品だなと思います」とコメント。また華は「帝国劇場というプレッシャーを吹き飛ばすような、皆さんの輝きがすごい。公演ごとにパワーアップするキャストたちのエネルギーは、きっとお客様にも届いているはず。私もしっかりがんばります」と抱負を述べた。
「奇跡のようだった」と初日を振り返る小関は「初日の満員の客席が忘れられません。まずはここまでの戦いを振り返りつつ、次に向かっていければ」と笑顔。牧島は「あと51回も戦えるという喜びに満ちあふれています。よっしゃ!!」と会場を笑いで包み、「お客様の日々の生活にも闘いがあるはず。僕らも劇場で戦うので、皆さんの日常の力になりたい」と改めて決意表明した。
三浦は「梶さんと大河の気持ちも胸に、最後まで全員で駆け抜けられるようにがんばります」と話す。また三浦が「1回1回の消費エネルギーがすさまじくて、これを1カ月弱続けてきた僕らってすごいなって……思いません!?」と呼びかけると、高野が即座に「思います!!」とレスポンスして笑いを誘った。帝国劇場公演の終了に、高野は「本当にホッとしました」と胸の内を明かし、「1公演1公演が大変ですが、みんなが集中力を保ってやり切ったのは本当にすごい。残りの51戦も乗り切ります!」と結んだ。
本作はこのあと3月12日から19日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月2日から27日まで福岡・博多座、5月6日から11日まで北海・札幌文化芸術劇場 hitaruで上演される。
舞台「キングダム」
2023年2月5日(日)~27日(月)※公演終了
東京都 帝国劇場
2023年3月12日(日)~19日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2023年4月2日(日)~27日(木)
福岡県 博多座
2023年5月6日(土)~11日(木)
北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本:藤沢文翁
演出:山田和也
音楽:KOHTA YAMAMOTO
キャスト
信:三浦宏規、高野洸
嬴政 / 漂:小関裕太、牧島輝
河了貂:川島海荷、華優希
楊端和:梅澤美波(乃木坂46)、美弥るりか
壁:有澤樟太郎、梶裕貴
成蟜:鈴木大河(IMPACTors / ジャニーズJr.)、神里優希
左慈:早乙女友貴
バジオウ:元木聖也
紫夏:朴ろ美、石川由依
昌文君:小西遼生
王騎:山口祐一郎
東野良平、遊佐亮介、内堀克利、飯作雄太郎、桑畑享成 / 壤晴彦 / 今村輝、岩間大樹、内海一弥、加藤照男、粂川暁典、坂本研技、慈五郎、島野知也、嶋村昇次、じゃっき~、竹廣隼人、中内天摩、中野高志、中村悠希、西嶋友哉、久道成光、早川一矢、藤浦功一、本多剛幸、前田誠仁、三川岬
スウィング:HAYATE
信(子供時代):芝崎郁久也、藤原詩音、升谷天
嬴政 / 漂(子供時代):神谷晴大、シャルパンティエ壱世、古澤利空
※朴ろ美の「ろ」は王へんに路、芝崎郁久也の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
※鈴木大河は東京公演のみ出演。
※早乙女友貴は東京・大阪・福岡公演のみ出演し、北海道公演ではHAYATEが左慈役を務める。
(c)原泰久/集英社