一風変わった場所で浪曲を 「浪曲かるた亭」澤雪絵、富士実子、港家柳一が競演
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映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 長井好弘のおススメ】
コロナ禍真っ只中の2021年6月、神田神保町で産声を上げた浪曲会が2年目に入って好調だ。気鋭の浪曲作家、土居陽児氏が目をつけた若手、中堅、ベテランの注目株が登場する。会場は、百年以上の歴史を持つ日本唯一のカルタ専門店。浪曲のホームグラウンド・浅草木馬亭とはまったく違う、創作かるたや花札、囲碁将棋、サイコロなど、和風ゲームに囲まれた空間で聴けば、聴き慣れた節やタンカも新鮮だ。
出演の浪曲師たちは「声の響きが程よくて、気持ちよく浪曲を唸ることができます」という。17回目となる3月公演は、昨年急逝した師匠澤孝子の芸を受け継ぐ澤雪絵と、ダイナミックな口演が話題の富士実子、伸び盛りの新進・港家柳一が競演する。浪曲の合間に、新旧かるたの人気作、珍品もチェックしたい。
<公演情報>
「浪曲かるた亭」vol.17
3月17日(金) 奥野かるた店
開場 17:30 / 開演 18:00
出演:澤雪絵、富士実子、港家柳一
■チケット料金
1,500円(前売/当日とも)
問合せ:浪曲かるた亭事務局
TEL 090-4029-5432