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葛飾北斎、歌川広重らが描いた富士山、奥村土牛、千住博らが描いた桜を公開『富士と桜』3月11日より開催

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葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》1830(文政13) 年頃 山種美術館 (前期展示:3/11~4/16)

2023年3月11日(土)より、山種美術館では『【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』を開催する。2013年、富士山がユネスコの世界遺産に登録された。今回、世界遺産登録10周年を記念して、富士山を描いた日本画と浮世絵を中心に、同じく日本の象徴である「桜」を描いた日本画を合わせて紹介する。

古くから日本では霊峰富士の姿は、様々な芸術作品に表現されてきたが、やはり世界的に知られる富士山画の名手といえば、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎。日本各地から見える富士山を様々な構図でとらえた《冨嶽三十六景》のシリーズでは、手前に大波を、遠くに富士山を描いた《神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)》などが有名だが、同展では同シリーズから「赤富士」の名で人気を博す《凱風快晴》を紹介。さらに北斎が富士山の主題を追求した絵本『富嶽百景』(個人蔵)も特別に公開する。北斎による富士山画の集大成的な作品だ。

そのほか、歌川広重の《東海道五拾三次》など、浮世絵のシリーズとともに、近代・現代の、様々な日本画も紹介。“大観といえば富士”と言われるほどに数多くの富士山を描いた横山大観の《霊峰不二》や、京都、大原を拠点としたことから“大原の画仙”と言われた小松均の《赤富士図》など、富士山を描いた作品が集結する。

また「桜」の図では、渡辺省亭の《桜に雀》や加山又造、千住博それぞれの《夜桜》に加えて、京都・総本山醍醐寺の「太閤しだれ桜」を描いた、奥村土牛の《醍醐》が登場する。本作のモデルとなった「太閤しだれ桜」から組織培養した苗木「太閤千代しだれ」が、2021年11月に美術館の玄関脇に植樹された。 開花のタイミングが合えば、土牛の絵画と現実の醍醐の桜、両方楽しめる初の機会となる。

<開催情報>
『【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』

会期:2023年3月11日(土)~5月14日(日) ※会期中展示替えあり
会場:山種美術館
時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜(5月1日は開館
料金:一般1,300円、大高500円(春の学割として大高は入館料が500円)
※きもの特典あり
公式サイト:
https://www.yamatane-museum.jp/

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