柳楽優弥と小林薫が徐々に心を通わせ親子になっていく 広瀬奈々子監督デビュー作『夜明け』予告編
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是枝裕和・西川美和監督が立ち上げた制作者集団「分福」が送り出す新人監督、広瀬奈々子のデビュー作『夜明け』の予告編が公開された。
参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-289169.html”>動画はこちら</a>
オリジナル脚本となる本作では、ごく普通の人々の人生を丹念に見つめながら、その奥にある複雑さ、人間の多面性を鋭く大胆な切り口で映し出す。秘密を抱えた主人公シンイチを演じるのは、『ディストラクション・ベイビーズ』『銀魂』シリーズなど、作品ごとに変幻自在の演技を見せ、役者としてさらなる進化を遂げる柳楽優弥。デビュー作『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭史上最年少の主演男優賞に輝いた柳楽が、14年の時を経て、是枝監督愛弟子の作品に主演する。そのほか、小林薫、YOUNG DAIS、鈴木常吉、堀内敬子たちが脇を固める。
先月開催された第19回東京フィルメックスでは、アジア各国からの精鋭作品が並ぶ中、見事スペシャル・メンションを受賞した本作。ウェイン・ワン監督率いる審査団からは「見事な脚本と演出により、柳楽優弥が人生を模索する青年を力強く演じる家族ドラマ。この若い女性監督の明晰なデビュー作品は日本映画の未来への一条の明るい光となった」と絶賛された。
予告編では、秘密を抱えて逃げてきた青年と、彼を偶然助けた初老の男の思いがけない出会いから、人に言えない過去を抱えた2人が徐々に心を通わせる様が描かれる。青年はいったい何者なのか、男はなぜ素性もわからない青年をかばうのか。『銀魂2 掟は破るためにある』『響-HIBIKI-』『散り椿』などヒット作への出演が相次ぐ柳楽は「恥ずかしくなるくらいに、素のままの自分をさらけ出した」と語った。(リアルサウンド編集部)