「午前0時のラジオ局」開幕、幽霊役の福田悠太に浜中文一「浮きますし、透けますよ」
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舞台「午前0時のラジオ局」出演者
福田悠太(ふぉ~ゆ~)と浜中文一がW主演を務める舞台「午前0時のラジオ局」が、昨日3月2日に東京・博品館劇場で開幕した。
「午前0時のラジオ局」(PHP文芸文庫)は、NBC長崎放送の村山仁志アナウンサーが2014年に書き下ろした小説。テレビからラジオへ異動になった地方局の新米アナウンサー・鴨川優(浜中)は、やたらと陽気なディレクター・蓮池陽一(福田)により、午前0時に始まる新番組の司会に抜擢される。しかし蓮池は、30年前に亡くなった“幽霊ディレクター”で……。上演台本・演出を霧島ロックが務める。
初日に先駆けて1日に行われた囲み取材には、福田と浜中に加えて共演者の深沢敦が出席。福田が「初の幽霊役ということで、役作りに苦労しました。 幽霊なので、ちょっと浮いたり透けたり、リアルにできたら良いなと努力してみました。 本番でどうなるかまだわかりませんが、ぜひ劇場で観てもらえれば」とジョークを飛ばすと、浜中も「福田は浮きますし、透けますよ」と真顔で応じて会場を盛り上げる。また深沢は「久々の男役ですし、ツッコミをする熱い局長役なので、ジャニーズさんのお力を借りてがんばります」と意気込みを語った。
福田は浜中について「この宇宙で一番ふざけている人間だと思う。チームでふざけるふぉ~ゆ~と違い、文ちゃんは単独でふざけるのでタチが悪い」と言いつつ、「お芝居ってこうやるんだと、文ちゃんから学ぶことだらけ」と称賛。一方の浜中は福田の魅力を「アバウトに言うと、いろいろとすごく良いなと思いながら見てます」と語り、「今回彼は長崎弁も話すし、刺激をもらいました」と述べた。
また福田は本作の見どころを「舞台を観てから小説を読んでも面白い。 小説を読んでから舞台を観ても面白い。 “小説サンドイッチ”です」と独特の言い回しで紹介。続く浜中も「まだ前半までしかできていないので、ゲネプロまでの15分間で後半を作っていくのでどうなるか。 もしかしたら間に合わないかも」と冗談を口にする。これを聞いた深沢は「本当に自由だね。うそ八百を言っていて大丈夫なの……?」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。
東京公演は3月12日まで。本作はその後、17日から19日まで大阪・松下IMPホール、21・22日に長崎・長崎市民会館でも上演される。
舞台「午前0時のラジオ局」
2023年3月2日(木)~12日(日)
東京都 博品館劇場
2023年3月17日(金)~19日(日)
大阪府 松下IMPホール
2023年3月21日(火・祝)・22日(水)
長崎県 長崎市民会館
原作:村山仁志「午前0時のラジオ局」(PHP文芸文庫)
上演台本・演出:霧島ロック
出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)、浜中文一 / 大河原恵、道上珠妃、後藤英樹 / 深沢敦