宮城出身・佐藤そのみが震災と故郷を描いた自主映画の上映会が東京でも開催
映画
ニュース
「ある春のための上映会@シネマハウス大塚」ビジュアル
「ある春のための上映会@シネマハウス大塚」が、3月18日に東京・シネマハウス大塚で開催される。
「ある春のための上映会」は宮城県石巻市大川地区出身の映像作家・佐藤そのみが大学時代に自主制作した「春をかさねて」「あなたの瞳に話せたら」を上映するイベント。これまで各地で開催されてきたが、映像作家の小森はるかが佐藤に声をかけたことで東京でも実施されることになった。
「春をかさねて」は東日本大震災当時に中学生だった佐藤が実体験をもとに脚本を執筆し、地元の中学生が出演した劇映画。「あなたの瞳に話せたら」は多くの犠牲者を出した石巻市立大川小学校にまつわるドキュメンタリーで、佐藤も含む3人が故人へつづった手紙を読みながら語りかける声と、大人になった彼らの日常風景を重ね合わせた作品だ。
「ある春のための上映会@シネマハウス大塚」ではこの2本に加え、小森の監督作「空に聞く」を同時上映。同作は陸前高田災害FMのパーソナリティとなった阿部裕美の日々を追ったドキュメンタリーだ。
このほか佐藤、小森、ドキュメンタリーマガジンneoneo代表の佐藤寛朗によるトークも実施。イベントの定員は56名で、料金は税込2000円。メールフォームから予約を受け付けており、先着順で予約者優先だが、当日の直接来場も可能となっている。
ある春のための上映会@シネマハウス大塚
2023年3月18日(土)13:30~17:30 東京都 シネマハウス大塚
13:30 開場
13:30~「空に聞く」上映
15:00~「春をかさねて」「あなたの瞳に話せたら」上映
16:15~トークイベント
<登壇者>
佐藤そのみ / 小森はるか / 佐藤寛朗