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第46回日本アカデミー賞、司会を務める羽鳥慎一&有村架純、大緊張が予想されるも「しっかりと楽しみたい」

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羽鳥慎一、有村架純

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3月10日に開催される第46回日本アカデミー賞授賞式で司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一と女優の有村架純。羽鳥は2020年に俳優の西田敏行から受け継いで4度目、有村は昨年の日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞し、初の晴れ舞台となる。そんな二人が、コロナ禍以降、観客をフルに動員して開催される今年の授賞式への意気込みを語った。

西田からバトンを引き継いだ際「自分に務まるのかな」と語っていた羽鳥。そこから4度目の大役となるが「やっぱりあそこまで多くの俳優さんと一度に出会うことがないので、いまだに全然慣れないですね」と苦笑いを浮かべる。そんな羽鳥の支えとなっているのが、タッグを組む女優だという。

2020年は安藤サクラ、2021年はシム・ウンギョン、2022年は長澤まさみ、そして今年は有村とコンビを組む。羽鳥は「同じ俳優さん同士ということで、私では聞けないことはたくさんあります。有村さんはバラエティ力もありますし、もうお任せします」と期待を寄せる。

昨年『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞を受賞した有村。主演女優賞に輝いた俳優は、日本アカデミー賞の司会をすることは慣例となっている。有村は「受賞したときは『来年の司会をやるんだな』というぐらいの気持ちだったのですが、昨年秋ぐらいから各映画賞が始まっていくなか、だんだんと意識するようになり、自然といろいろリサーチしながら作品を観ていたような気がします」と語る。

羽鳥にとって4度目の司会となるが、今年はこれまでと大きく違っている点がある。最初に司会を務めた2020年3月は、日本でも新型コロナウイルスに対して非常に敏感になり始めた時期で、初の無観客での開催となった。そこから観客の数は少しずつ上限が増えていき、今年コロナ禍以降初となるフルの観客で行われる授賞式となった。会場には関係者を合わせ約1000人以上が集まるという。

羽鳥は「以前、日本テレビのアナウンサー時代は、現場でインタビューをする役目を担っていたのですが、その時は100パーセントの観客だったので、あんな感じになるのかなと……。当時は緊張で吐きそうになるぐらいだったので、ちょっと怖いですね」と苦笑い。有村も「自分がしゃべるたびに、多くの人の目線が集まるというのは、とても怖いです」と羽鳥の気持ちに同意する。

羽鳥からの期待を受けた有村。過去にはNHK紅白歌合戦や、日本レコード大賞などの司会を務めた経験があるが「私は感じたことを自分の言葉にするのに時間が掛ってしまうタイプなので、生放送だと自分が聞きたいなと思うことが浮かんでも、なかなかうまく話せないことが多かったんです。いつも『もうちょっと話せれば』と思っていました」と反省することが多かったという。

それでも今回は「お互い俳優同士という立場なので、撮影の仕組みなど、少なからず寄り添えることがあるかなと思うので、今回受賞された作品を観て感じたことをメモして、しっかりとお話を引き出すことができるように頑張りたいです」と抱負を述べる。

そんな有村だが、自身も『月の満ち欠け』で優秀助演女優賞を受賞し、演者としても授賞式に参加する。有村は「今年は司会を務めることになっていたので、まさか受賞するなんて思っていなかったんです。名前を挙げていただいたときは『そんなこともあるんだ』と驚きました」と笑う。

『月の満ち欠け』では、有村のほか、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞、優秀助演男優賞などを受賞しており、当日も共演した大泉洋や目黒蓮、廣木隆一監督らと場を共にする。

有村は「私は、まだ映画のことを何も知らない20代前半のとき、廣木監督にいろいろなことを教えていただきました。今回の作品で3度目なのですが、ずっと成長を見守ってくださっていた監督の作品で賞をいただけたことがとても嬉しいです」と笑顔を見せると、大泉について「年々ぼやきが増している気がするので、当日も面白いトークで盛り上げてくださると思います」と述べる。羽鳥も「主演男優賞は大泉さんをはじめ、阿部サダヲさん、二宮和也さん、妻夫木聡さん、松坂桃李さんと賑やかなトークになりそう。有村さんを巻き込んで楽しいお話ができたら」と期待していた。

『映画 ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞した有村。そして昨年、第45回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得した。

「新人賞のときは初めてのレッドカーペットで、大勢のお客さんの前でたくさんの俳優さんとご一緒したのも初めてでした。芸能界ってこんなに煌びやかな世界なんだなと思ったことを覚えています。廣木監督に映画のことを教えていただき、その後『映画 ビリギャル』によって作品への熱量があれば、それは多くの人に伝わるんだということを確信できました。そこから映画に対する思いがどんどん加速していって、いまに繋がっているような気がします」。

映画への熱い思いは途切れることなく今に至っているという有村。少し変わってきたことは「現場で120パーセント出し切ることで精いっぱいだった」ことから「現場を楽しむ」こともできるようになってきたことだという。だからこそ、みんなで一生懸命作り上げた作品を称え合う日本アカデミー賞受賞式という場も「しっかり楽しみたい」と笑顔を見せる。羽鳥も「ちゃんとした式なので、すごく緊張する場にはなると思いますが、ワイワイ話をして『2022年度、お疲れ様でした』みたいな楽しい場になるように、しっかりと皆さんをサポート出来たら」と抱負を述べていた。

第46回日本アカデミー賞 授賞式
3月10日(金) 開催
司会 羽鳥慎一 有村架純
テレビ放送:日本テレビ 21:00~22:54
ラジオ放送:ニッポン放送 27:00~29:00(深夜3時~5時)
https://www.japan-academy-prize.jp/
©日本アカデミー賞協会

取材・文・撮影:磯部正和

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