舞台は貴船、ヨーロッパ企画の長編映画第2弾「リバー、流れないでよ」鳥越裕貴らも出演
ステージ
ニュース
映画「リバー、流れないでよ」ビジュアル
ヨーロッパ企画によるオリジナル長編映画の第2弾の続報が明らかに。「リバー、流れないでよ」のタイトルで、今年夏に劇場公開されることがわかった。
ヨーロッパ企画は、2020年に初のオリジナル長編映画「ドロステのはてで僕ら」を制作し、世界各国の映画祭でさまざまな賞を受賞。劇団にとって2作目の長編映画となる本作では、前作と同様に劇団代表の上田誠が原案・脚本、劇団の映像ディレクターである山口淳太が監督を務め、劇団メンバーが総出演する。そのほかの出演者には鳥越裕貴、本上まなみ、早織、近藤芳正が名を連ねた。
「リバー、流れないでよ」では、京都・貴船神社と、京都の老舗料理旅館ふじやの協力のもとで撮影を実施。作中では貴船の静寂の中で、“繰り返す2分間のループ”から抜け出せない人々の混乱が描かれる。
原案・脚本の上田は「僕らは劇団ですが映画に目覚め、僕らにしか作れないし作ろうとも思わない映画をやっていくことに決めました」と言い、「僕らにも作れないんじゃないか、と思うほど撮影は困難でしたが、頼もしくも勇壮なキャストとスタッフ、そして貴船の皆さまの洒落にならないほどのご協力で、どうにか時間のループを抜け出せそうです」と手応えを語る。
また監督の山口は、豪雪のため撮影が4日間ストップしたことを明かしながら、「災い転じて福となすで、晩秋、真冬、そして早春の貴船を画に収めることができそうです。貴船は厳しくも優しく、ぼくらの長回しをより良い方向へ導いてくれています、きっと。今作もたくさんの方々の力が集結しています。ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします」とメッセージを送った。
なお本作の完成と国内外での上映に向けたクラウドファンディングが、本日3月7日24:00からMotionGalleryでスタートする。
上田誠コメント
僕らは劇団ですが映画に目覚め、僕らにしか作れないし作ろうとも思わない映画をやっていくことに決めました。今作はその長編第2弾で、行きついた答えが「冬の貴船を舞台にした、2分を繰り返すタイムループもの」でした。じっさい僕らにも作れないんじゃないか、と思うほど撮影は困難でしたが、頼もしくも勇壮なキャストとスタッフ、そして貴船の皆さまの洒落にならないほどのご協力で、どうにか時間のループを抜け出せそうです。ここからは皆さまのご協力をぜひお願いしたいです。見たことない、未踏の面白さの映画ができつつあります。これを何とか広めたいのです。
山口淳太コメント
貴船の自然に挑んでおります! 挑んだ結果、豪雪のため4日間撮影が中止となりました。前作「ドロステのはてで僕ら」の撮影では、時間のややこしさにフリーズしましたが、今回は物理的にフリーズしてしまいました。
が、災い転じて福となすで、晩秋、真冬、そして早春の貴船を画に収めることができそうです。貴船は厳しくも優しく、ぼくらの長回しをより良い方向へ導いてくれています、きっと。今作もたくさんの方々の力が集結しています。ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。