猿之助と愉快な仲間たちによる“人生の選択の物語”「ナミダドロップス」スタート
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猿之助と愉快な仲間たち 第3回公演「ナミダドロップス」より。
猿之助と愉快な仲間たち「ナミダドロップス」が、昨日3月8日に東京・神田明神ホールで開幕した。
猿之助と愉快な仲間たちは、市川猿之助が主宰する演劇プロジェクト。脚本を藤倉梓、演出を市川青虎が手がける今回は、鶴屋南北「金幣猿島郡」をベースに、ヴィクトル・ユゴー「ノートルダム・ド・パリ」を融合させた物語が展開する。舞台は、戦乱が続き荒廃した日本らしき国の首都。街にある鐘楼堂には、清日古という鐘撞き人が密かに暮らしていて……。出演者には、清日古役の猿之助のほか、松雪泰子、下村青、嘉島典俊、石橋正次らが名を連ねた。
開幕に際し、青虎は「人生の選択の物語だと思っています。劇中のように、人生の試練をレモンに例えるなら、そのまま噛めばただ酸っぱいだけ。でも甘露を注いでいけばレモネードにもなります。『猿之助と愉快な仲間たち』というプロジェクトもまた、コロナ禍という困難の中で猿之助さんが用意してくれた甘露。試練でありチャンスです。ご覧くださるお客さまにも、お一人おひとりの人生と選択をふり返っていただけるような作品になれば幸いです」とコメントした。
上演時間は休憩を含む約2時間30分。東京公演は3月14日までで、その後、19日に京都・京都芸術劇場 春秋座、21日に愛知・岡崎市民会館 あおいホールで上演される。
猿之助と愉快な仲間たち 第3回公演「ナミダドロップス」
2023年3月8日(水)~14日(火)
東京都 神田明神ホール
2023年3月19日(日)
京都府 京都芸術劇場 春秋座
2023年3月21日(火・祝)
愛知県 岡崎市民会館 あおいホール
原作:鶴屋南北「金幣猿島郡」/ ヴィクトル・ユゴー「ノートルダム・ド・パリ」
脚本:藤倉梓
演出:市川青虎
音楽:SADA
スーパーバイザー:市川猿之助
出演(五十音順):穴井豪、石橋正次、石橋正高、市川郁治郎、市川猿之助、市川喜介、市川笑猿、市川翔三、市川翔乃亮、市川段之、市川段一郎、市川三四助 / 市瀬秀和、嘉島典俊、下川真矢、下村青、大知、立和名真大、松原海児、松雪泰子