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サッシャ・ギトリ特集で14作品上映、濱口竜介ら参加するトークイベントも実施

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「とらんぷ譚」

フランスの劇作家であり映画監督サッシャ・ギトリの特集上映「知られざるサッシャ・ギトリの世界へ Bonjour, monsieur Sacha Guitry」が東京・シネマヴェーラ渋谷で明日3月11日にスタートする。

1885年、舞台俳優リュシアン・ギトリの息子として生まれたサッシャ・ギトリ。1905年以降、戯曲家の道を歩み始め、演出、主演もこなす作家スタイルを確立する。1915年に映画第1作となる「祖国の人々」を発表し、30本以上の映画作品を残した。フランソワ・トリュフォー、オーソン・ウェルズ、アラン・レネらに支持され、それ以降もジャン・ユスターシュ、レオス・カラックス、オリヴィエ・アサイヤス、クエンティン・タランティーノらに影響を与えてきた。

本特集ではサッシャ・ギトリによる映画14作品を一挙上映。自ら第一人称の語り手としてほぼすべての映像をナレーションで語り尽くすという手法を用い、のちの「市民ケーン」に影響を与えた「とらんぷ譚」もスクリーンにかけられる。

なお3月12日の「幸運を!」上映後にはクリス・フジワラ、3月18日の「デジレ」上映後には濱口竜介がトークショーに登壇する。上映スケジュールなどの詳細はシネマヴェーラ渋谷の公式サイトで確認を。

知られざるサッシャ・ギトリの世界へ Bonjour, monsieur Sacha Guitry

2023年3月11日(土)~3月24日(金)
「祖国の人々」
「幸運を!」
「新しい遺言」
「とらんぷ譚」
「夢を見ましょう」
「王冠の真珠」
「デジレ(1937年)」
「カドリーユ(1937年)」
「シャンゼリゼをさかのぼろう」
「彼らは9人の独身男だった」
「あなたの目になりたい」
「役者」
「二羽の鳩」
「毒薬」