異なる価値観と正義の交錯と変化描く、露と枕「わたつうみ」
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露と枕 Vol.8「わたつうみ」チラシ表
露と枕「わたつうみ」が4月12日から16日まで東京・「劇」小劇場にて上演される。
露と枕は井上瑠菜が主宰を務める劇団。本作では、山奥の村で食人を行う新興宗教の“神”として育てられた若者7人と、彼らの”更生”を任されたNPO職員たちの葛藤を通して、“異なる価値観と正義の、交錯と変化”が描かれる。
上演に向けて井上は「下らない見栄を張る人間を許してきた神さまたちと、きっと祈らなくても生きていける人間たちの物語です。わたしの、もしかしたらあなたの『許されたい』という漠然とした気持ちを、形にしていければと思っています。劇場でお待ちしております!」とコメントした。
出演者にはメンバーの小林桃香と村上愛梨のほか、榊原あみ、大塚遊馬、越前屋由隆、やまだのむら / room42の野村亮太、ニサンカタンソの谷澤翼、オフワンズの松本知道、幡美優、齊藤由佳、丸本陽子、シンクロ少女の横手慎太郎が名を連ねた。上演時間は1時間30分の予定。
井上瑠菜コメント
社の前で手と手をあわせて祈るとき、心の中でご挨拶だけするようにしています。
欲深いと見破られてしまうと叶うものも叶わないと思うし、こいつは図々しいやつだなとも思われたくないからです。ただそういう場面でも見栄を優先する己のことを、見破られていないと思っていたことは一番恥ずべきことかもしれません。
本当のことを言うのは難しい。なかなか言葉になりません。あるいは、言葉に出来るような本当のことですら許すことが出来ないから、完成させずに放っているのでしょうか。自分に許してもらえたら、何でも言葉にできるのでしょうか?
今回はそんな下らない見栄を張る人間を許してきた神さまたちと、きっと祈らなくても生きていける人間たちの物語です。わたしの、もしかしたらあなたの「許されたい」という漠然とした気持ちを、形にしていければと思っています。
劇場でお待ちしております!
露と枕 Vol.8「わたつうみ」
2023年4月12日(水)~16日(日)
東京都 「劇」小劇場
作・演出:井上瑠菜
出演:小林桃香、村上愛梨、榊原あみ、大塚遊馬、越前屋由隆、野村亮太、谷澤翼、松本知道、幡美優、齊藤由佳、丸本陽子、横手慎太郎