“最低映画”ラジー賞で「ブロンド」が作品賞に、助演男優賞はトム・ハンクスへ
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「エルヴィス」ポスタービジュアル (c)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
その年の“最低映画”を選出する第43回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の結果が明らかになった。
最低作品賞、最低脚本賞に選出されたのは、マリリン・モンローの人生を新たな視点から描いたNetflix映画「ブロンド」。ラジー賞は「故マリリン・モンローの思い出を恥ずかしげもなく利用した」と評している。
最低主演男優賞は、マーベル映画「モービウス」で主人公を演じたジャレッド・レト。彼は第42回ゴールデンラズベリー賞にて「ハウス・オブ・グッチ」で最低助演男優賞を受賞している。最低主演女優賞は、「第43回女優賞ノミネート時の失態」と併記され、ラジー賞自体に贈られた。
最低助演男優賞は、エルヴィス・プレスリーの真実の物語を描く「エルヴィス」より、トム・パーカー役のトム・ハンクス。ハンクスは最低スクリーンコンボ賞にも選ばれた。最低助演女優賞は、「モービウス」で主人公を支えるマルティーヌを演じたアドリア・アルホナ。
なお名誉挽回賞は、「イニシェリン島の精霊」での活躍を評価されたコリン・ファレルに与えられた。そのほかの受賞結果は下記の通り。
第43回ゴールデンラズベリー賞 受賞結果
最低作品賞
「ブロンド」
最低主演男優賞
ジャレッド・レト「モービウス」
最低主演女優賞
ラジー賞“第43回女優賞ノミネート時の失態”
最低助演女優賞
アドリア・アルホナ「モービウス」
最低助演男優賞
トム・ハンクス「エルヴィス」
名誉挽回賞
コリン・ファレル(2004年最低主演男優賞候補から2022年アカデミー賞主演男優賞最有力候補へ)
最低スクリーンコンボ賞
トム・ハンクス&ラテックスだらけの顔(とあのおかしなアクセント)「エルヴィス」
最低リメイク、パクリ、続編映画賞
ロバート・ゼメキス監督作「ピノキオ」
最低監督賞
MGK(コルソン・ベイカー)&モッド・サン「グッド・モウニング/人生最悪のハイな1日」
最低脚本賞
「ブロンド」