「シン・仮面ライダー」プレミア上映、池松壮亮・浜辺美波らの鑑賞後コメントが到着
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池松壮亮
「シン・仮面ライダー」のプレミア上映イベントが本日3月12日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、手塚とおるが参加した。
庵野秀明が脚本と監督を担当する「シン・仮面ライダー」は、特撮ドラマ「仮面ライダー」をベースにした新たなオリジナル作品。池松が主人公の本郷猛 / 仮面ライダー、浜辺が緑川ルリ子、柄本が一文字隼人 / 仮面ライダー第2号を演じる。
本作の上映後にキャストを代表して挨拶に立った池松。彼は「ついに本当に完成しました。いつ映画が出来上がるのか、どんな映画になるのか......本当にこれほど現場で見えなかったことが初めてで、映画を見終わった今、あの日々はこんなことだったのかと感動しています」と述べる。さらに池松は「まずは今日来ている僕を含めた共演者たち、ここにいない共演者やスタッフ、そして庵野監督をはじめとしたみんなにこの拍手を聞かせてあげたいですし、こうして一番最初にこの時間を共有していただいて本当に感謝しています」と伝えた。
なお本上映会に参加したキャストの鑑賞後コメントも到着。浜辺は「『シン・仮面ライダー』の世界に飲み込まれてしまうような感覚が圧倒的でした」、柄本は「とにかく大いなる期待を抱いて来ていただいていっこうに構わないかなと思います」と語った。西野、塚本、手塚のコメントは下記の通り。
「シン・仮面ライダー」は3月17日18時より全国で最速上映、翌3月18日に全国で公開される。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
池松壮亮 コメント
人ごとのように、本当に完成したんだ、と。こんなところに行ったんだ。なんだかすごく自分の手を離れてすごいところに行って、公開を迎えようとしているんだなという気分ですね。実感というか、人ごとのように喜んでいます。
観客の反応について
お客様がみなさん後ろにいたので、「どう感じているかな」と。皆さん緊張感をもって見入ってくれているような感じがあって、上映後、後ろを振り向くのがちょっと怖かったんですけど、皆さん満足してくれたのかなと。たくさん拍手が起こりましたし、喜んでくれているのかなと、うれしかったですね。
作品を心待ちにしている観客に向けて
本当にやっとできあがりました。それだけしか言うことはないんですけど、50年ぶりにどう「仮面ライダー」が映画になったのか。庵野秀明という人がどう映画にしたのか。それを目撃してくれればなと思います。
見どころについて
盛りだくさんですよ。いろんな要素が。一週間前に出来上がって、もうあと公開まで一週間なんですよ。それぞれの部署がいろんなところを経て、結集して、完成に至ったので、ちょっと乱暴ではありますけど、見てもらえたら納得してもらえるんじゃないかと。2時間ドキドキしてもらえるかなと思っています。
浜辺美波 コメント
私は、昨日、第一回として初号試写を見てはいるのですが、やっぱり台本を読んでいても撮影現場にいても、展開だったり、こういう風になっていたんだというCGやVFXなど、驚きが本当にたくさんあって、何度見ても、今日も声が出てしまうところがあったり、あらためて格好良いなって思いが何回でも蘇ってくるし。最初からかなり展開が始まるじゃないですか、映画というか庵野さんの世界。「シン・仮面ライダー」の世界に飲み込まれてしまうような感覚が圧倒的でした。
観客の反応について
今日は、初号試写の会場よりも何倍も大きなスクリーンで、音も良い環境で見ることができたので、まずはそれが、こんな大きいスクリーンで見るとまた格好良いというか、暗いシーンとかでも細部までよく見えて、作り込みのすごさに気づけたっていう、やっぱり大きいスクリーンで見ていただきたいなと思いましたし、観客の皆さんを忘れてしまうくらい、私は最初のめり込んで見てしまいました。
終わった後に、拍手をしていただいて、本当に私もいつ完成するんだろうて思っていた期間が長かったので、無事お客さんに届いたということで、ちょっと不思議な感覚がありました。本当にみんなに見ていただけることができるんだと思い、嬉しかったです。
作品を心待ちにしている観客に向けて
本当に最初に情報解禁された時から、たくさんのお友達や知り合いの方にすごく声をかけていただいて、すごく気になる、何度も見るから楽しみにしていると、こんなにも期待や声をかけていただいた作品が今まで一番だったので、(作品を)届けられることに喜びを感じていますし、可能であれば、大きなスクリーンの劇場に是非見に来ていただきたいと思っていますし、本当に私も期待をしていましたけど、それを超えてくる映画になっていたと思うので、存分に期待を込めて見に来てくださいと、大丈夫だと思っています。
柄本佑 コメント
先日見せていただいたときは、アフレコをしていた時とか、モーションキャプチャを撮影していた頃はどういう形になっているのかわからなかったので「あ、こうなってるんだ!」と追いかけるばかりで冷静に見ることができなかったんですが、今回は非常にリラックスして楽しんで見ていました。やっと完成した作品を見て、もう公開まであと1週間っていうこのタイトなスケジュール感も初めてでしたが、非常にナマモノいう感じがして。そのスピード感が意外にこの作品にはあっているのではないかと思いましたね。普遍的かつある種、今の時代性とも非常にあっているテーマだったりするので。
観客の反応について
こんな体験初めてです。今回はひと席ずつあけての着席でしたが、いつかそんな時期が来たら今度はみんなで並んで見たいですね。
作品を心待ちにしている観客に向けて
とにかく大いなる期待を抱いて来ていただいていっこうに構わないかなと思います。その期待を超絶上回っていく作品になっていますし、監督含めスタッフやキャストたちが出来上がった作品を見た後の顔を見たらわかりますが、豊かな驚きとやり切った!という感じの表情をしていらっしゃたので、その自負は持っているのではないかなと思います。ひたすらに期待しておいてください
西野七瀬 コメント
初号試写でも観たので今日は2回目だったのですが、それでも息が止まるぐらいかっこいいシーンとかが1回目と全く変わらぬ熱量で楽しめたと思います。1回目では、自分の中で拾いきれていなかったところを今日また観ることができたので、今日の方がより楽しめたかもしれません。しかも、すごい大画面でしたし、迫力も凄くてとても楽しかったです。
観客の反応について
一緒に観るのって今までやったことがないので、すごいいいなと思いました。観ている時はもちろん、みんな1人で向き合っていますけど、終わった後にも一体感がある感じがして。今回初めてお客さんと一緒に観る機会だったのでいいなと思いました。
強い印象があるシーン
ルリ子のあるシーンで私は必ず泣いてしまうんです。初号試写でも泣いて、今日も“あーっ”てきました。すごく好きなポイントです。
作品を心待ちにしている観客に向けて
本当に熱を感じる作品というか、アクションシーンや戦っているシーンを観るのがすごく好きで、観ている自分までぐっと力入ったり、息がちょっと止まったりするぐらいのめり込めるシーンがたくさんあるので、そこも見どころだと思います。楽しみにしていただけたら嬉しいです。
塚本晋也 コメント
率直な感想
最初に脚本を読ませていただいた時の印象は、情報の洪水のようだなと思いました。しかし映画になった時に、その“怒涛さ”のようなものが、綺麗な形でシャープになっていたので観ていて分かりやすく、鮮やかにまとまっていたので驚きました。素晴らしかったと思います。
観客の反応について
お客さんは固唾を飲んで観ていらしたし、自分も画面に食い入るように観ていました。「仮面ライダー」のファンには老若男女さまざまな世代の方がいらっしゃいますから、そういう方々が映画を観てどう感じるのかは興味深いですね。僕の知り合いや家族にも仮面ライダーファンがいるので、「とにかく早く観て」と言いたいです。
作品を心待ちにしている観客に向けて
僕が子供だった時代の「仮面ライダー」の良さである郷愁的なトーンと、非常に新しい最新のテクノロジーの良さが混ざって、一本の映画になっていると思います。いろんな世代の方が楽しめるようになっているので、ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。
手塚とおる コメント
庵野作品は毎回見るたびに演者たちが驚く、ということが多いので今回も当然のように驚きましたし、庵野監督の頭の中がどうなってるのか毎回思い知らされますし、今回は特にこんな作品だったのかとびっくりしました。庵野秀明さんという人がものすごく出ていた気がしています。
庵野さんの作品は今回で4回目なんですけど、それぞれ庵野監督がやりたいことがあって、それが台本を読んだ時には想像しなかった状態でスクリーン上に現れるのが庵野さんのすごいところだし面白いところなんですけど、今回はすごくまっすぐに庵野監督が思っていることや考えていることが表現されていると感じました、こんなにまっすぐな作品を撮る人だったんだと。それは年齢重ねられてとか、子供のころに仮面ライダーで体感したものを自分の中で消化して自分の仮面ライダーを表現されていて、それに感動しました。
観客の反応について
初めてでしたね。こういう形で自分たちが一番先頭に座ってお客さんが後ろにいてって経験がなかったので、ひと席あけてというのも経験がなかったので、一体として見るというよりお互い余裕もあるし、そういう中で時々ちらっと隣を気にしたり、そんな感じでしたけど、ちょっと照れ臭い感覚でしたね。
作品を心待ちにしている観客に向けて
みなさんが楽しみにしている庵野さんの作品は、いろいろ考察したり想像したりされていると思いますが、また全然違うものがスクリーンの中で表現されていると思います。絶対皆さんががっかりしない作品にはなっていると思いますので、ぜひ劇場に足を運んでみていただけると幸いです。ぜひスクリーンでご覧ください。
(c)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会