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文学座アトリエの会「ジョー・エッグ」開幕、西本由香「人間の姿そのものを」

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文学座12月アトリエの会「ジョー・エッグ」より。(撮影:宮川舞子)

文学座12月アトリエの会「ジョー・エッグ」が、本日12月7日に東京・文学座アトリエで開幕する。

「ジョー・エッグ」は、イギリスの劇作家ピーター・ニコルズが1967年に発表した作品。すれ違いを重ねるある夫婦は、重い障害を持つ娘が生まれてからの出来事を芝居仕立てで再現していき……。上演時間は途中休憩を含む約2時間35分。公演は12月21日まで。

今回のアトリエ公演が文学座デビュー作となる演出の西本由香は、「人間のもつ滑稽さと身勝手さ、意思疎通の不可能性をある家族の姿を通して描いています」と作品を紹介し、「劇中劇や客席への語り、モノローグなど、虚実が入り混じり多層的に書かれた台詞を通して、言葉のもつ不自由さ、自分自身も騙しながら語り続け、演じつつける人間の姿そのものを浮かび上がらせることが出来たらと思っています」と構想を明かしている。

西本由香コメント

人間のもつ滑稽さと身勝手さ、意思疎通の不可能性をある家族の姿を通して描いています。今回の上演は少し空間自体を抽象化しているので、これは劇であるということをどこか意識しながら観る瞬間があるかと思います。劇中劇や客席への語り、モノローグなど、虚実が入り混じり多層的に書かれた台詞を通して、言葉のもつ不自由さ、自分自身も騙しながら語り続け、演じつつける人間の姿そのものを浮かび上がらせることが出来たらと思っています。

文学座12月アトリエの会「ジョー・エッグ」

2018年12月7日(金)~21日(金)
東京都 文学座アトリエ

作:ピーター・ニコルズ
訳:小田島恒志
演出:西本由香
出演:寺田路恵、奥山美代子、栗田桃子、沢田冬樹、神野崇、平体まひろ