ピーター・ジャクソン製作「移動都市」LAプレミアにキャスト、スタッフ集結
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「移動都市/モータル・エンジン」LAプレミアの様子。左からフィリッパ・ボウエン、ヒューゴ・ウィーヴィング、クリスチャン・リバース、ロバート・シーハン、ジヘ、ヘラ・ヒルマー、レイラ・ジョージ、スティーヴン・ラング。
ピーター・ジャクソンが製作と脚本を担当した「移動都市/モータル・エンジン」のLAプレミアが、現地時間12月6日にアメリカのリージェンシービレッジシアターで行われた。
フィリップ・リーヴの小説「移動都市」を実写化した本作は、人々が地を這う移動型都市に住み、ほかの都市から資源を奪うことによって暮らす世界を舞台とするファンタジー。ジャクソンの監督作「キング・コング」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したクリスチャン・リバースがメガホンを取った。
イベントにはリバースのほか、主人公ヘスターを演じたヘラ・ヒルマー、ロバート・シーハン、ヒューゴ・ウィーヴィング、スティーヴン・ラング、ジヘ、レイラ・ジョージといったキャスト陣が登壇。ヘルマーは本作での体験を「すごく手の込んだセットが組まれていて、アミューズメントパークか何かのようだった。この世のものではないような美しい建物の中で上から吊るされたり、機械の上で動き回ったりしながらバトルシーンを撮影したわ」と振り返る。
巨大移動都市ロンドンの権力者ヴァレンタインを演じたウィーヴィングは、オファーを受けたときのことを「まず脚本を読んだんだ、何も聞かずにね。壮大な冒険で、たくさんの魅力的なキャラクターがいて素晴らしかったよ。とても斬新な世界観で、徐々に役に入り込んでいった」と回想。「破壊された世界を作り直していく。どんどん終焉へと近付いていく……今まで観たことのない映画だと思ったよ」と語った。
ジャクソンから本作の監督に指名されたリバースは「ピーターはたくさんの作品に参加していてとても忙しそうにしていたから、それを理由に僕に声をかけたと思っていたんだ。でも彼が自発的に僕にオファーをしてくれていたと知って、とてもスペシャルな気分だよ!」と笑顔でコメント。「最近はリメイクやリブート、フランチャイズ作品が増えていて、どれも面白くて素晴らしいけど、僕たちはこの『移動都市』で斬新な作品を作り出すことに挑戦した。だから、みんなにはこの映画を通して、これまでにない新しい映像体験をしてほしいと思っている」と述べる。
プレミアには、ジャクソンとともに脚本を手がけたフィリッパ・ボウエンも参加。「観客のみんなが楽しんでくれることを祈ってるわ! だってこんな壮大で素晴らしい世界が待っているんだから。トム・ホーケンバーグが魅力的な音楽をつけてくれたし、最高の仕上がりよ」と自信をうかがわせた。
舞台挨拶には、キャストやリバース、ボウエンに加えてジャクソンも登壇。さらに、翌日にブラジルで開催されたサンパウロコミコンでは特設ステージが用意され、ジャクソンとリバースが生中継で本作について語った。
「移動都市/モータル・エンジン」は3月1日より全国で公開。
(c)Universal Pictures